拉致被害者

12名前:
コピペ投稿日:04/06/20 00:43ID:56GWgEG7
名前:名無しさん投稿日:2000/06/30(金)01:32
当時高校一年だった俺は、海辺の我が家から、友人宅へ向かうため歩いていました。時刻は午後9時をまわっていたでしょうか。

住宅地とはいえ街灯もまばらで、薄暗い海岸近くの生活道路には、俺以外の人影は全くありませんでした。

と、後ろから足音が聞こえてきました。何気なく振り返ってみると、10メートルほど後方に男がいます。

一見して、それほど若くないことだけはわかりました。足音が早くなり、その男がどんどん近づいてきました。

(追い越すんだな)と思っていると、その足音は1メートルほど後方で速度を落とし、俺の後ろにぴったりとついた形になりました。

細い路地ならともかく、そこは幅5メートルほどもある道です。明らかに意図的なその行動に、振り向くことすらできなくなってしまいました。

そのまま10メートルは歩いたでしょうか、後ろの男が再び早足になると、息がかかるほどに密着してきました。


13名前:コピペ2投稿日:04/06/20 00:44ID:56GWgEG7
密着されて俺の恐怖が最高潮に達した瞬間、角を曲がって1台のバイクが近づいてきて、俺の前に止まりました。

「よ~お、久しぶり。」

それは中学時代の友人でした。その時初めて目の前の異様な状況に気づいたその友人が

「え?誰?何?どうしたの?」

と素っ頓狂な声を上げると同時に、男は不自然に顔を背けると、海岸方向に走り去っていきました。

横田さんが連れ去られたとされる場所から、数キロ地点の海岸線で、彼女が失踪してから数ヶ月後に体験した実話です。

マスコミが彼女の失踪を報道した翌日、当時通っていた道場の後輩が

「あの横田って俺の同級生なんスよ。」

と言っていたのが、今でも鮮明に思い出されます。新潟って恐いですね。長文失礼。
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転載元:死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?