
親父が肝臓やって死にかけたとき、母ちゃんと病院の説明室で主治医と研修医から話を聞いた。
大きなテーブルを挟んで対面していたんだが、気がついたら部屋の隅に三人知らない人が立っており、上目遣いの凄い形相で主治医を睨んでた。
オレはこれはこの世のものじゃないと思い、怖くて見ないようにしてた。誰も気づいていないようだった。
猛反対する両親をさえぎり、強引にセカンドオピニオンをし、違う病院に移した。親父は告げられた余命よりはだいぶ長生きした。
でもオレはあそこで見た連中の顔が目に焼き付いて、しばらく安定剤頼みになってしまった。ほんとに怖かった。
あと、その病院に見舞いにいったとき、一度だけあったこと。
乗っていたエレベーターがとまり、乗り込もうとした看護婦に、あっ、いっぱいですね、先どうぞと言われた。乗ってたのはオレと母ちゃんだけだったのに。
なんか変な土地に建てちまったんじゃねえの、あの病院。
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べそ吉頼む。
向きが上下が逆だったことに乗ろうとした瞬間に気付いたという可能性もあるな
(その向きのボタンを間違えて押したか別の人が押したけどどっかに行っちゃったとかでさ)
>猛反対する両親をさえぎり
ここは「しぶる両親を説得して」が正しい、きっとそう(゜▽゜)
ゴゴゴゴゴ・・・
こいつが名医なせいで、仲間が増えない
稼ぎが少なくて死神から文句を・・・
後輩が増えなくて、ずっと下っ端・・・
霊現象なんてほんとショボいな
映画評論家の淀川長治さんが自宅の六畳間でお母さんの看病をしていた時の事。
お母さんの容態は大層悪く、淀川さんは氷枕を取り替えたりして一生懸命看病していた。
深夜に淀川さんはふと気が付いた。
六畳間の四隅に西洋の妖怪「ガーゴイル」のような真っ黒い何かが、淀川さんと布団に寝ているお母さんの二人に背を向けて座っている事に。
淀川さんは死神がお母さんを連れに来たと思い必死に、その四人の黒い何かに念じてお願いした。
(お願いしますお願いします!母を助けて下さい!私の命を3年母にあげます!だから母を助けて下さい!)
気が付くと四人の黒い何かは消えていた。
お母さんはその後容態を持ち直し、この日から丁度3年後に亡くなった。
淀川さん自身は1998年に89歳で亡くなるんだけど、本当は92歳まで寿命はあったのかも知れません。不思議ですねー
さてお時間が来てしまいました。それでは皆様サヨナラ、サヨナラ、さようなら。
無理な体勢で首やら眼球やらつらそう。
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