殺人
15/10/04
地方のパチンコ屋で働いてた時に、札幌から来た少し小太りのMという同僚の話なんだが、ちょうど店の2階が寮になっててMとは隣同士だった。

俺がそこに住む日、まだ何もあいさつもないうちにMから声をかけてくれて仲良くなって酒を飲み明かすような中だったが、ある夜中寝てると大きな叫び声がMの部屋から聞こえて飛び起きた。

でMの部屋に行くと部屋の鍵はかかっておらず、そのまま入って行くと包丁を持ったMがやみくもにふとんに突き刺してた。

俺が、落ち着け、一体どうしたんだ?と大きな声を張り上げると、Mは我に返り、凄い形相ながらも包丁を手放した。

俺は覚せい剤か?とMにたずねたら首を横に振ったので、俺でよければ相談してくれよと言ったらMは

内緒にして欲しいんだけど、

3年前俺は人を殺している。理由を話せば長くなるが、そいつといると俺はダメになっていくんだ。だから殺した。

と話した上で

警察から逃げてる。ここもそんなに長くないだろう。ただね、殺した相手が許してくれないのよ。血だらけの頭でまとわりついて来るんだよ。

俺は警察に出頭する事を進めた。
あと6年ほどでMとは再会できる。





タグ ：
#殺人犯
#同僚