神社、鳥居

09/05/10
随分昔の話になりますが、故郷の長崎に帰ったある日のことです。 
地元の長崎では評判の高い、ある霊能者が尋ねてきたのでした。 

かれこれ2時間ぐらい話していると、突然「5月中に島根県の出雲に行って、神社を参拝しなさい」「待っている者がいるはずだから」と 
真剣な顔で言うのでです。いきなり言われても、当の私はなぜ出雲なのか不思議でした。 
それから色々あり、とうとう私は出雲に行くことになったのである。 
最初に神魂(かもす)神社を参拝し、次に八重垣神社を参拝しました。 

八重垣神社にある「鏡の池」は、紙の上に十円玉(or百円)を乗せて池に入れると、 
「良縁がある人は早く沈み、縁がない人は30分たっても沈まない」という古来から言い伝えがある。 

この「鏡の池」で不思議なことがやってきました。 
鏡の池は、言葉では言い表せないほど荘厳な輝きがありました。 
それは参拝を終えて帰ろうとして、再度手を合わせた時でした。 

突然ビリッと電流のようなものが、頭の上から身体を走って足元まで貫通し、 
私はフラフラして、池に落ちそうになったのである。 
そして間もなくすると、電流のようなものがはスーッと体の外に抜けるように流れていきました。

しばらく休むと体も元に戻ったので、その時は少し体の調子が悪いのかなあ、としか思わなかった。 
この「鏡の池」を立ち去りかけてもう一度振り返ると、池の上の方に小さなお社(小神殿)があったので、 
「気分直し」もあって、お賽銭を入れ、心から手をあわせました。 

そうすると今度は、先程とは違った強烈な電流のようなものが、ビリッと、 
首から上が、まるで高圧電流にでも触れたようになったのである。 
そのとたん髪の毛が一斉に逆立ち、私はあまりのことに頭を抱えてパニック状態でした。 

時間にしてそれは数十秒間続いたと思う。 
しばらくすると体も気持ちも落ちついたので、再度池を見ると、 
木の葉が水面に映し出され、水面全体が光り輝いていました。 

目をつぶって合掌し、そして目を開いた時でした。 
今まで波ひとつもなく静かだったのに、突然池の水が「ザーッ、ザーッ」と、 
激しく波立ったのである。全くの無風状態、木の葉も揺れていないのに、 
池の水だけが溢れるほどの勢いで、激しく波立ったのである。 

私はただただ唖然として立ち尽くし、それを見とれていましたが、 
それはしばらくの間続き、そして激しく揺れ動く波が止まった瞬間には、 
波紋ひとつ残さず「ピタリ」と止まり、静まりかえってしまいました。 
私はあまりの出来事に背筋がぞっとし、震えがこみあげてきました。 

その日は丁重にお礼をし、八重垣神社を後にしましたが、 
不思議な事がまだまだ続きました。

ずっと気になっていたのは、そこ(出雲)で「顔に傷のある、白いベールをかぶった“巫女さん” 
に会うだろう」と言われたことだった。 

出雲大社から北に数キロ、日御崎(ひのみさき)という断崖絶壁が続く、すばらしい景色 
の海岸がある。その近くに「日御崎神社」があった。 

神社でお参りをすませ、海岸を散歩していた時でした。 
岩陰から白い服を着た人が、こっちに向かって歩いて来るのが見えた。 
よく見ると、白いベールをかぶった「巫女さん」でした。 

近くまで来ると、顔をおおうように被ったベールの奥からは、顔面いっぱいにアザらしい 
ものが見えたました。まさに、かの霊能者から言われた通りの「巫女さん」でした。 
(しかし、その時は、この人だと私は気づきませんでした)。 

そうすると突然、巫女さんは、「ここで何をしているんですか!」と言うのである。 
それは突然の言葉でした。まるで私を“責めている”ような強い口調でした。 

海岸を散歩していた私は、突然の言葉にあわてて、思わず「すみません」と頭を下げ 
て謝ってしまいましたが‥。そのときは、人をいきなり怒るとは‥何と失礼な人だと思っ
たが、気がついた時には、後の祭りでした。

あっと思って後ろを振り返った時には、その姿は見えなくなっていた。 
その場はそれで終わってしまい、あっけない出会いでした。 
何のご縁で私を呼んだのか、今でも不思議に思うのである。 

数年後でした。 
知り合いの霊能者にあった際にそのことを話すと、「巫女さんはあなたの力を求めていた」との話でした。 

ちなみに、父はここ島根県の出雲出身でした。それにしても、おもしろい不思議なことの連続でした。 
まるで、何かに背中を押されるように出雲を旅したのであったが、この世には、まだまだ分からないことが一杯あり、 
その一端を垣間見ることができました。それはまるで、異次元の世界に遭遇した感じでした。



650:09/05/10(日) 16:50:49 ID:Rx1PQe0QO
自分も何年か前に八重垣神社の鏡の池行ったけど、あの占いも不思議だよな…。 
数人で同じタイミングで隣にならべて浮かべても、 
目の前でゆっくり沈む人あり、スーッと素早く奥まで行っていきなり沈む人あり。 
(浮かべた場所からの距離で結婚相手の居場所が分かると言う話も。) 
連れが中々沈まなくて、後からやった人に「お先に」言われて凹んでた(´・ω・`) 
まあ一分弱で池の真ん中辺りで沈んだ自分もまだ未婚なんだが。


引用元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1239716040/