山道

875: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/08/12 22:06
オレのじいさんは若い頃山岳修行をしていて、 
お盆になると死んだしいさんがしてくれたこの話を思い出す。 

山に入り、夜道を歩いていると、たまに、さっき通ったはず?という 
道に出くわす時がある。 
最初はあまり気にせず、そのまま歩いて行く。 

そのまま目的地に行ければ、それで良し。 
しかし、しばらく歩き続けて、明らかに堂々回りをしている場合がある。 
そんな時にはこの呪文を唱える「・・・」 
 (どういう呪文だったか、今はもう思い出せないが、 
手印を結んでいたので真言かと思う) 
これを唱えると、辺りにさっと霧が立ちこめて、この悪さを 
している奴らが見えてくる・・・。 

じいさんの話によると、立ちこめた霧と地面との間に 
無数の動物の足が見えてくるらしい。 
それがきつねの足だったり、狸の足だったり、時には 
両方ある時があったらしい。 
後は、一喝。 
奴らは、正体がばれた途端、霧とともにいなくなって、そして道が開ける、 
とじいさんは言っていた。 


引用元:https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1026842308/