窓

622: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/07/29(日) 12:34
小学生から空手やってて、高校・大学の時に児童部(小学校6年未満)の指導員やってたことあります。

高2の夏の合宿の時、夜中、生徒たちが騒いでいるんです。
「まーだ、起きてるのか。明日も早いってのにしょうがない連中だ」と注意しにいったら、騒いでいるのは女子部屋で、15人くらいいるうち、半分以上が泣きじゃくっている状態だったのです。

「なんだ、いったい、どうしたんだ?」と聞くと、A子(小6)が就寝時間の時に「ねーねー? エンジェルさんって知ってる?」とコックリさんをやろうと言い出したそうで。

その時、「ダメだよ、絶対にやめようよ」とB子(小4)が懇願したにも関わらずA子が他の何人かの生徒とやり始めちゃったんですね。

質問を進めていくうちに、風もないのに窓がビリビリカタカタと振動し始め、みんなが「変だな」と窓を一斉に見た瞬間、窓一面に手手手手手手手・・・

B子が気絶し、A子は「変なのがいるー!」と手足をバタバタさせて混乱状態。
あまりにも怖いので、私たちを呼びに行くこともできず、大パニックを起こしていたそうです。

私は霊感もないし、指導員2年目でどうすればよいのかわからないので、なにはともあれ、師範を呼びに行きました。

師範はB子に活を入れると、生徒全員を体育館に呼び出させると、
「気合いが足りないから、霊が寄ってくる! 正拳突き千本始め!」
夜の23時くらいに小1から小6までの子どもたちが眠い目をこすりながら、
セイ! セイ! セイ! ・・・・と千本。

終わった頃には全員へとへとで部屋に戻り、爆睡したのは言うまでもありません。
私と師範も部屋に戻ると、師範が日本酒(ワンカップ)を黙って私に突き出し、
「おまえ、部屋の外に沢山いたのが見えなかったのか?
 体育館の窓にも何十と集まっていたんだぞ。
 口からでまかせでやってみたんだが、効果があって本当に良かった」
この師範、見える方だったんですね・・・

たいした話じゃないのに長文すみませんでした。
失礼します。


引用元:http://2ch.nvxi.jp/r8/logs/993172851