公衆電話

264: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/27 17:15
山というか林道での不思議な出来事…
10年前の夜、神奈川のヤビツ峠に車で行った。
走り屋さんだらけでちょっとした渋滞になってたんで、右脇にあった林道みたいなとこを走ることにした。

5分くらい砂利道を走るとオレンジ色の水銀灯の街灯が輝いてて、道がなくなっていた。
道の脇に、崩れた茅葺屋根のぼろぼろの民家があって、塩とかコドモわたとかのさび付いた看板が掛かってる。

古い自動販売機と真新しい緑の公衆電話がその前に。
喉が渇いてたので、蛾がたかってるその販売機でコーヒーを買った。
見たことのないメーカーで黄色と黄土色が波打ってるパッケージ。

そのとき、いきなり公衆電話が鳴り始めた。
そのとたん、街灯の明かりも、自販機の灯りも、公衆電話の灯りも消えおれは暗闇の中コーヒーを片手に立ち尽くしていた。

こんな誰も来ないような所にになぜ公衆電話が?どうして鳴ってる??
なんで林道に水銀灯が?そしてなぜ一斉に灯りが消える??
よく見ると電柱も何もない!!電気はどこから来てるんだ??

電話はまだ鳴りつづけていたが、びびった俺はそのまま車に乗り込み本道へ向ったが帰りの林道は、さっき走った砂利道とは思えないほど草が茂っていた。

後日、友人を誘ってもう1度その場所に行こうとしたが、どうしても見つからなかった。
当時の証拠はコーヒーの缶だけ、それも今はもうない。


引用元:http://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1077204044/86