430 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/02 22:24
誰かこの話、聞いたことありますか?
私は子供の頃、弟から聞いたんだけど、
弟も子供だったもんで(あたりまえだけど)、細部があやふやでよく分からないんだよね。
くわしく知ってる人がいたら教えて欲しい。
小学校低学年くらいの子供をもつ父親がいた。
母親は離婚したか死別したかでいなくなっている。
で、父親は会社で仕事が忙しいこともあって、いつも帰りが遅くなるんだけど、
家に帰るといつも子供が『かちかち山』の絵本を読んでいる。
なんだかその様子がおかしいと、父親は漠然と感じはするが、
仕事のことで頭が一杯になっていたので、そのまま子供のことは放置しておいた。
でもそのうちに、いくらなんでもおかしいと思うようになった。
子供がいつもいつも、取り憑かれたようにかちかち山の絵本を読み続けているから。
それで、子供からその『かちかち山』の絵本を取りあげて、よく調べてみた。
そしたら、その本は落丁本で、話の終わりのページの後に、
たぬきがおじいさんを騙して殺したおばあさんの肉を食べさせるシーンが、もう一回入ってしまっていた。
子供はもう気が狂っていて、
話が終わって、落丁のページの部分のおばあさんの肉を食べるシーンを読んだら、
話の途中の同じシーンまで戻っていって、また終わりまで読むといった具合に、
延々と同じところをループさせて読んでいたのだった。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1537031148/
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イギリスに子供を連れて赴任している父親(母親は離別だったか死別だったか)
という設定で、ヨーロッパの陰鬱な冬の情景の描写と、
「乱丁の絵本」という絶妙な小道具が印象に残ってる。
かちかち山が価値価値山にならせんかな?
重箱の隅だがタイトルは「長く」じゃなく「長い」、
主人公の妻は夫の海外赴任中に夫の部下と心中している(だから息子を呼び寄せていた)
20 goto 10
30 end
やんけ
30 endは無く、無限ループやで
だいぶ前に「徹子の部屋」で曽野綾子と三浦朱門がゲストの回で曽野綾子が徹子の話術に乗って
話に夢中になるうちに事前の打ち合わせでは予定になかった幼少時の話をうっかりしたらしい。
それは「幼い時、両親の仲が悪くて絶望した母親に殺されそうになったことがある」という内容。
隣にいた三浦朱門が「綾子と結婚して〇〇年になるが、いま初めて聞いた」と驚いていたという。
※1だけどうろ覚えの情報補強ありがとう。
母親が不倫のうえ心中、という設定はすっかり忘れていたけど
そりゃあ陰鬱な話になりますね。
作者が曾野綾子というのはちょっと意外な感じもした当時。
子供にとって逃げ場のない話と読後持った感想
幼い時の経験が全く同じだが、自分は病んでないな。人によるんだなと思った。
もっとも、家の中に人がいるのが極度に嫌いなので、10歳くらいで一生結婚せんと決めたが。
たしか星新一のショートショートだったと思うけど少し似た話があった。
本を読んでいる間、登場人物に感情移入しすぎる人が
主人公が死んでしまう話を読んだために死んだと思い込み
しかも最後の方が落丁しているので感情移入が解けずにいた。
そこで、その人の夫が精神科医に相談に行くと、
精神科医が偶々同じ本を持っていたのでそれを貸して読ませ、
最後まで読み終わらせることで元に戻そうとしたところ
今度は乱丁本でループして読み終わらないという話。
わからない
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