近所で実際にあった事で後味の悪い話1
崩れかけた家に身寄りの無いお婆さんが1人で暮らしてたんだけど、
ものすごい貧乏暮らしで電気もガスも無い家だったわけ。
マキで火をおこして炊事をして、お風呂は近くの川で行水。
当然冬なんかは寒くて入れないから、近くに行くととんでもない異臭がする。
でも特に危害を加えられるわけでもないので、近所の人は見て見ぬふりしてた。
で、ある日お婆さんが家で死んでいるのが見つかったんだけど、死因は栄養失調による衰弱死とか老衰とか噂されてた。
お婆さんは薄くて汚い布団に包まって死んでたんだけど、枕元には書置きと郵便通帳があって、その書置きには、
『私がいつ死んでもいいように、自分の葬式代を貯めておきます。
申し訳ありませんが、私の貯金で葬式を出して下さい。』
というような事が書き記してあった。
ところが2,3日後に親戚と名乗る人が出てきて、お金を全部持って行っちゃった。
当然お婆さんは葬式も出してもらえず、しかも死体は地元の国立大学の付属病院に二束三文で売られてしまった。
このとき俺は小学生だったけど、なんだか寂しくなったね。。。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1561192635/
コメント
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医大で使う遺体や病理標本は漏れなく献体だし、献体は生前の本人同意必須だし。
人生ってなんなんだろうね
まず第1に、自宅で死ぬと、たとえ病死であっても家に警察が来て調べるよ。父が死んだときも母が死んだときも来た。近所のお年寄りが自宅で亡くなった場合もみんなそうだった。
第2に、親戚と名乗ったからってそんなホイホイと通帳を渡すことはしないし、たとえ親戚と名乗る奴が通帳を持ってきても下ろせないよ。本当に親戚か確定するまで口座が凍結されるからな。
いいコメントや
現在ではそう。
でも昔はホイホイおろせてたんだよ。
「人がしんだ時に親戚を騙ってしんだ人の金をかすめとろうとする鬼のような人間なんかいるわけがない!」みたいな性善説が世間の基本になってて、金融機関が「相続人である証拠を見せてください」なんて言おうものなら周辺にすごい誹謗中傷広められてた。「客を疑うなんて!」って。
それでもほとんどトラブル起きなかった時代もあったが、権利教育が浸透し、地元に残らない若者が増えてから相続トラブルが続発するようになり、金融機関の手続きがどんどん厳しくなっていった。
「ずいぶん昔の話だと思う」って米があるのもその頃のことだと感じてのことだと思う。
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