親父に聞いた話ですが・・・
当時の親父の趣味は渓流釣りで、
たまたま山中で知り合ったマタギを生業にしていたAさんに教えて頂いたそうです。
Aさんは当時、群馬県の利根川を7日~20日位かけて野宿をしながら鮎やマスなどを、
下流から上流へと釣りのぼり、民宿などへ卸していたそうです。
そんなAさんが何度か経験した怖いお話です。
いつものようにポイントを変える為に山中を歩いていると、
その人の表現”山がわらう”で、静かだった山中が急にザワザワと騒がしくなり、
四方八方から視線を感じる時があるそうです。
そして、そういう時は必ず決まった行動をしたようです。
釣った川魚を腐敗防止の為にさばきながらザックに入れていたそうですが、
さばきに使用するナイフをザックの口部分に刃が真上に向くように固定して、歩き続けたそうです。そうすると不思議と”わらい”が収まったのだそうです。
254: 山がわらう・2 03/09/06 01:59
>>253の続き。
Aさんとは一度だけ会ったことがあります。
私が小学生の時、親父に初めて釣りに連れていってもらった時です。
Aさんの容姿は全く記憶にないのですが、
釣り上げたその場で焼いてくれた鮎の塩焼きの味だけはハッキリと覚えています。
とっても美味しい鮎でした。。。
289: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/25 22:00
>>253
よく山がわらう、経験しています。
仕事でよく山に入るのですが今でもよく経験します。
私の場合は普段ナタを腰の後ろに吊るしているのですがそれが横に水平になるように付け替えます。
これは地元の元営林署勤めの老爺から聞いて実践してるおまじないみたいなものです。
木の後追いというのもあります。(林の後追いって言う人もいる)
確かに進んでいるんだけれど周囲の木々が変わらない。
木っていうのは、慣れてない人にはどれも変わらないように見えると思いますが、葉の付き方、幹の状態それぞれ全く違うんですね。
そんなことがあるから、山の中で正しい道を進んでいるのに道に迷ったと思われる方がいるのかもしれません。
290: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/25 22:25
>>289、木の後追いというのもあります。
うを…!興味有ります。「歩いても、風景が全く静止した状態」なのか、
「しばらく歩くと、何度も同じ風景が出て来る」のか…
「たぬきにばかされた…」とか言われる状態とは、違うのですか?
「危害を加えられた」などという例は、無いのでしょうか?
307: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/26 13:04
>>290
さあてどちらでしょうか。
気づいたら同じ木が同じ配置で周囲にあった、という感じなので。
しばらく歩くと何度も同じ風景が出てくる、に近いと思われます。
たぬきに化かされたというものとは違うような気がします。
(化かされたことは無いのですが)
初めはぞっとしたもんです。独特な雰囲気がありますよ。
どちらかというと下山する時に多いので後追いと言っているようです。
危害は特にありません。
たまに後追いとわらいがMIXして起こることがあるらしいのですが私は遭遇していません。
後追いに合った時、(これも伝承のおまじないですが)一度全ての道具を下に置けといわれています。
再び顔を挙げたとき後追いの木は消えているだろうというものです。
308: 290 03/09/26 13:42
>>307
解説ありがとうございます。
うーん、文から精一杯、状況を掴み取った限りでは…
「本来そこには無い物が見えている状況」ですかね?確かにぞっとしますね。
山の精とか、物の怪あたりでも、(集団で?)ついて来るのですかね?ブルブル…
でも「危害は特に無い」との事なので、安心しました。(山歩き好きなので…)
「日本の山には神が住む」とか言うけど、こういう事を指すのですね。(多分)
365: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/30 21:53
>>308
すいませんレスが遅れました。
いろいろ聞いてみたのですが、後追いにも種類があるようです。
私が経験した
「気付いたら同じ木が同じ配置で周囲にあった」
というのは周囲の人によると、どちらかというと林の後追いのようです。
ところが人によってはそれが一本だけある、という人もいます。
同僚の人で、山頂近くの木にふともとまで追いかけられたという人もいました。
下山しながら後ろを振り返ると同じ距離を保って、その木がずーっと追いかけてくるんだそうです。
翌年、同じ場所を測量した際確かに見覚えのある木が山頂近くにあるのを確認したそうです。
木の話ばっかりになって申し訳ないのですが、私が以前北海道の原生林で研究していた時分に聞いた話です。
ある山のある場所では広葉樹の葉っぱの裏表が逆になっている場所があるそうです。
その場所の木の枝は全て尋常ではない角度で上を向いているそうです。
もうひとつ
ある山のある場所には繋ぎ木というものがあり、その木の枝が全て周囲の木に繋がっているそうです。
繋ぎ木の枝を掃って道を開いてはならない、もし掃ったら繋ぎ木に身を取られるという話です。
聞いた話さんに比べるとつまらない話ですいません。スレ汚し申し訳ないです。
366: 聞いた話 03/09/30 22:18
>>365
木の後追いの話は、話題の出始めからずっと興味深く読んでいます。
広葉樹の葉が裏表逆になっている場所や繋ぎ枝の話にも好奇心が刺激されますね。
とても面白いと思います。
むしろ、こういう話の方がスレの本筋に近いのではないか、と思います。
257: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/08 13:01
山がわらうって表現は面白い。
山で仕事してる人って感じがするね。
山で山菜取りなんかしてると感覚が狂って
下ってるんだか登ってるんだかわからなくなる時があって
怖かったのを思い出したよ。
引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1053937529/
引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1053937529/
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山笑う(やまわらう)とは、俳句における春の季語で、春の山の明るい感じをいう。 郭煕の画論『臥遊録』の「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く」に拠るとされている。
山仕事の人たちの専門語かも知れないが、一般社会で話したら※1みたいな反応をされるから気づきそうなものだが、少なくとも書き手はそうではないし(知ってるなら但し書きをするだろう)。
だいたい「山がわらう」と言うより「山に嗤われてる」と言う方がしっくりくる。
因みに季語の「山がわらう」は「山が咲う」。
災害?地震を例えていたと思う。確か、化かされるとか、山がうごめくとか、悪い意味で。
A氏のいう「山がわらう」という現象は、各地で言い伝えられている。
俺の地元でも似た現象がある。「山がわらう」「山にわわれた」「山に化かされる」等と言ってた
ふと気付くと、山中の物音が途絶え山中の物音が自分に視線が集中するような気がする現象。
足を止めて一息つき、持っている刃物を目立つように据えて「対処できるぞ」と誇示し、後は気にしないでおくとと直る。
その時に煙草を吸ったり、水を一口飲む。と言う行動をすると尚良いそうだ
「奥の山」というのは、それ全体で1つの物の怪のようなもの。なので、気分によっては立ち入った人を化かしたり、からかって遊ぶ事がある。過剰に反応するとシツコクからかってくるし、気付かないままだと、ムキになってエスカレートする。だから、さりげなく対処する必要がある
そう、言われていた
※1と※2が言ってるのは、一般的な表現として「山がわらう」というのは古来より春の訪れを表す言葉として存在している、という話じゃないのか?
それとも「山に化かされる」地方の人たちは「山が咲う」を知らないで、「山がわらうっまてのは山に化かされることなんだよ」と俳句を馬鹿にしてるとか?
しかも文章がヘタクソ
土佐の三大妖魔に「笑い女」の話があるが、人の山に対するイメージで
恐怖を感じた時に「わらわれた」と思うのは共通なのかな
オカルト話に俳句を引き合いに出してマウント取りですか?
山には山の暮らしがあって経験からそういう喩えをしていると思いますが、これと俳句に関係があるんですかね。
同じ言葉でも意味が違うのは日本語の奥深さだよ
※1は知ったかぶり
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