71・誰もいない
ある不動産屋に勤める女性から聞いた話です。
とあるマンションの一室、その両隣に住む住民から、
「隣の部屋がうるさい」
「大勢の話し声がして気になる」
との苦情が管理人の下へ寄せられていました。
その部屋は母子家庭が契約していて、母一人、4歳になる娘がひとり、という家族構成のはずでした。管理人が注意しようと部屋を訪ねま
したが、何度訪問しても応答がありません。
夜中に尋ねてみたこともあったのですが、確かに中からかすかに人のざわめきのような、あるいは囁き合うような、そんな声が聞こえます
。しかし何度インターホンを鳴らしても、応答はありません。
何日か後、管理人さんは不動産会社の人とともに、合鍵を使って部屋に入ることになりました。
がちゃり、とドアを開けてみると、やはり誰もいません。廊下にはホコリが積もり、何ヶ月も人が入っていないかのようでした。
そして、居間にミイラ化した子供の遺体があったのです。
それはこの家の4歳になる娘のようでした。母親がどこかへ失踪し、この部屋で餓死したものでした。死後数ヶ月は経っているように見え
ます。
ただ、部屋の異変はそれだけではありませんでした。
管理人と、不動産屋の職員は、ミイラとともに部屋の壁にあるものを見て戦慄したそうです。
そこには赤いクレヨンのようなもので、
人間の「顔」がいくつも描かれていたのです…。
引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1383271903/
コメント
コメント一覧
赤いクレヨンで人間の『顔』のようなものが書かれていた…
のほうがリアルだね
生きていたら天才女流画家だぜ!
4歳なら鍵くらい開けて外に出られるぞ
もしかしたら猫を飼っているのでは?
猫は朝方騒ぎますからね。
オスは特にテンション高いですw
ひとしきり走り回って満足したら、寝ますw
コメントする