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874 :実話:02/08/17 00:40
友達(A)から聞いた話。

Aは学生時代、友人Bと他県の教習所に通っていた。(なぜ他県かというと、県内で免許を取ると学校にばれるから)
その教習所で、地元の女の子2人組、C子とD子と仲良くなった。
教習所に通っている間、いつも4人で遊んで仲良くやっていたが、AとBには地元に付き合っている彼女がいた。
C子とD子とはその場限りの遊びのつもりだったので、免許が取れた後はすっかり会わなくなった。
何度か電話がかかってきたが、居留守を使ったりして話す事すら無かった。


それから暫くして、Aの夢の中にC子が出てきた。
C子はうつむいて、
「もっと沢山遊びたかったのにねー・・・せっかく仲良くなれたのにねー・・・」 と呟きながら消えていった。
AはC子になにかあったのかなと思い、C子に電話してみたが繋がらない。
D子にも電話しましたが、こっちも繋がらない。
連絡が取れないならしかたないと、あまり気に留めていなかった。



875 :実話:02/08/17 00:41
それかまた暫くして、D子から電話がかかってきた。
D子は沈んだ声で言った。
『C子死んじゃった・・・』
なんでも、2人で歩道を歩いていたら、そこに居眠り運転のトラックが突っ込んできて、
C子は即死、D子も意識不明の重態に。
幸いD子は順調に回復し退院となったが、退院してすぐC子が亡くなった事を聞かされ、
なぜ自分だけが助かってしまったのかと、半ばノイローゼ気味になっていた。

Aはこの事をBにも話さなきゃなーと思っていた矢先、別の友人からBがバイクで事故ったと聞かされた。
前の車を追いこそーと反対車線に出たところ、対向車と正面衝突。
Aは急いで病院に行ったが、Bは意識不明のまま1週間後に亡くなった。

AはBが死んだ事をD子に話すべきか迷ったが、
4人のうち2人が死んでしまい、少し心細かったせいもあり、D子に電話してみた。
しかし、またしてもD子の電話が繋がらなかった。
不安になったAは、D子の実家に電話をかけたところ、D子は行方不明となっていた。
ちょうどC子の事で電話をかけてきたすぐ後から。



876 :実話:02/08/17 00:42
この時からAは少しおかしくなってしまった。
なぜ自分だけが今生きているのだろう。皆に申し訳無い。
そんな思いに毎日押しつぶされそうになっていた。

その後。何日間かの記憶はもうろうとして、はっきりと思い出せなかった。
その何日間かの出来事を母親が教えてくれた。

~母親から聞いた話~
Aはすっかり生気をなくし、食事もろくに取らず部屋の篭りっきりだった。

ある日、Aが部屋から出てきて、
「かーちゃん。友達が来てるから、お菓子持ってきてよ」と言いながら、
ジュースとグラスを4つ持って部屋に戻っていった。
母親は『いつの間に来たんだろう』と思いながらも、お菓子を持ってAの部屋に。

部屋のドアを開けると、誰もいないテーブルにジュースの入ったグラスが4つ。
窓の方に目をやると、Aが窓から身を乗り出し、今にも飛び降りそうになっていた。
Aの住んでいるマンションは8階で、落ちたら即死である。
母親は慌ててAをつかみ、部屋に戻そうとした。
Aは「みんな待ってくれ!俺を置いて行かないでくれ!」と叫びながら、宙に手を伸ばしていた。
なんとか部屋に引き戻したものの、同じ事が何日も続いた。

さすがの母親もこれにはまいり、人づてで結構有名な霊能師を紹介してもらい、お払いをする事になった。
霊能師によると、
「成仏しきれない霊に、もう少しであの世に連れて行かれるところだった」と。
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それからAは正気を取り戻し、現在に至る。
しかし、この話の最後にAは言った。
「D子は未だに行方不明だけど、もう死んでるよ。だって、時々3人で来るから・・・」


引用元:https://hobby2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1038209969/