
10/07/10
私が高校2年生の冬に体験した話です。
当時私は部活などやっていなくて、放課後にはいつも仲良しメンツ5人で集まって遊んでました。
その日は、冬+雨ということもあり部活のある生徒以外はすぐに下校していたのですが、ノリで5人でかくれんぼをしようってことになって、学校内(広すぎるためエリア制限はいくつか作りました)でかくれんぼをすることにしました。
じゃんけんで負けたI君が鬼になり、みんなバラバラに学校内に隠れたんです。私はチキンだから暗く人が少ない学校内で一人でいたくなかったため、友達のAちゃんを探して一緒に隠れようと思いました。
ケータイで電話し、どこにいるか聞いたところ「2-Cに隠れてる」と教えてくれたので、すぐに2-Cに行くと電気の消えた真っ暗な教室の奥にAちゃんが隠れてました。
外も暗くてお互いの顔もよく見えない状態で、ひそひそ話しながら隠れていました。
私「かくれんぼ楽しいね」
A「うん」
私「でもちょっと怖いね」
A「うん」
私「…幽霊とか出てきそう」
A「(なんかつぶやいたけどきき取れない)」
暗くて良く見えなかったものの、その後Aちゃんは無言で私の方を向いていました。すると、いきなりガラッとドアが開きI君が教室に入ってきました。
I「おっ二人みっけ!誰?」
A「やだー!暗い教室で二人きりとかやらしぃー笑」
???一瞬意味がわかりませんでした。今隣で一緒に隠れているはずのAちゃんがI君の後にいたんです。私はぞっとし、心臓はすごい早さで鳴っていました。
A「電気つけるよー」
一瞬で教室内が明るくなり、すぐに横に目をやると誰もいませんでした。ホッとしたと同時に真後ろから
「いるよ」
と声が聞こえ私はあまりの怖さに急いで教室から逃げ出しました。
この話を4人にしたところ、私がAちゃんに電話をした時、Aちゃんはすでに見つかっていて、私の電話はノイズのようなザーっとした音と、途切れ途切れの私の声、その私の声とかぶさるように
「い-れ-て」
というクリアな声が聞こえたらしいです。
文才がないので怖さが伝わらないかもですが、私的に1番怖い体験でした。
コメント
コメント一覧
この手の怪異は要求を承諾されなけりゃ何もできないものじゃないのか。
吸血鬼が家に入れないとか
それもまあ、人間が決めた(そうであれと思い込んだ)ルールにすぎんからなあ
従わない怪異がいないとは限らん
そういわれりゃそうかもな・・・ だいたいこういうお化けは言霊信仰というか、みんながそう思ってるからそうなんだというルールがあるものだと思ってたわ・・・
クッソ、つうことは除霊しても「は? なんで人間がこれで除霊できるって思いこんでるだけのへんちくりんな儀式でこっちが除霊されないといけないんスか?」って平気な顔してる幽霊とかもいるってことかよ!
夜中に目が覚めたら幽霊がいたのでお経(南無妙法蓮華経や南無阿弥陀仏)を唱えると「そんなの効かないよ」と言い返されるのは怪談の定番
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