
11/09/25
子供の頃、トイレ行きたくなって目が覚めるの怖くなかった?オレはすごく怖くて、いつも母親を起こして一緒に行ってもらってた。
ときどき、母親の髪とか寝間着とか変に乱れてる時があって、そんな時は母親が何だか不機嫌だったんだけど、今考えると「大人の事情」だったんだな、多分(3歳違いの妹いるし)
それで、ビビリのオレも大人になって結婚して、子供出来た。長男。こないだまでオムツ換えてた感じなのに、子供ってアッという間に大きくなるのな。
嫁がトイレトレーニング始めてさ、嘘みたいに上手くいって拍子抜け。そこで気が付いた「こりゃ、いよいよオレ(達?)も起こされるって」
だけど全然起こされない。嫁に聞いても起こされた事はないって言う。
オレと違って寝るとトイレが遠い子供なんだな~って思ってた。その時は。でもそうじゃなかったんだ。わかったのは3歳の誕生日過ぎた頃。
ある日、職場の飲み会で帰るのが遅くなった。前もって話してあったから嫁と息子はすでに寝てる。家の中真っ暗。
飲み足りなかったんで、帰りにコンビニで買った酒とつまみで延長戦。
良い気分でダラダラしてたら、寝室から「ガタッ!」と物音。びびって廊下を覗いたら、寝室のふすまがス~ッと開いた。
嫁に怒られる?(嫁はオレが酔うのはキライ)ってびびったら、出てきたのは息子。電気も点けず廊下を横切ってトイレに入った。
何かブツブツ言う声が聞こえたが、しばらくしたら水を流す音がして、普通にトイレから出てきて寝室に戻ってふすまを閉めた。オレには気付いてない様子。
その後聞こえるのは寝息だけ。寝室を覗いたら嫁と息子はすごい寝相で爆睡。
翌日、息子と自転車乗りに行く約束してたんで2人で公園に出かけた。ひと休みした時に、ふと昨夜の事を思い出して、息子に聞いてみたんだ。
「〇〇は夜1人でトイレ行けるの?すごいな~、怖くない?」
「え~、全然怖くないよ。だって、いつも夜はトイレに龍がいるから。」
「は?り、龍?トイレに龍がいるの?」
「うん、水貯めるタンクがあるでしょ。いつもあの上にいるよ。」
「え~っと、じゃあ、自転車のカレンダ-貼ってあるところ?」
「そう、真っ白で小さい龍。最初ヘビなの?って聞いたら『龍』って言った。」
「…小さいって、どの位の大きさ?このくらい?(両手を幅1mくらいに拡げて)」
「そんな大きくないよ。このくらい。」息子が拡げた手の幅は20cmくらい。
「目が覚めたら、いつもトイレは少し明るくて、中に龍がいるよ。龍は『また来たか』って言うから〇〇もオーって言ってシッコするの。
シッコしてバイバイって言ったら龍も『バイバイ』って言うよ。そんで寝る。」
「…その龍は、ムーミンの龍に似てる?羽は生えてる?」
「ううん、全然似てない。ヒゲが長くてウロコがある。羽はないけど浮いてるよ。」
もっと聞きたかったが、その日はそれ以上、龍の話はしてくれなかった。
でも、半月ほどたった休日、一緒に近くの港で釣りをしていたら、今度は息子が
自分から龍の話しを聞かせてくれた。昨夜の龍は様子が違ったという。
「昨日は、トイレに龍いなかったよ。だからひとりでシッコした。でもトイレから出たら、廊下の天井に大きくなった龍がいた。
廊下の天井は狭いから、クネクネ曲がって天井にはまってた。ギューッって。
オ-、ここにいたの、大きくなったねって言ったら『うん色々あってさ』って。
もうトイレにはいないの?って聞いたら『明日からはまたトイレにいるよ』って。」
息子は4歳になった。今も1人で夜トイレに行く。時々「今もトイレに龍いる?」って聞いたら「ウン、いるよ。」って言うんだけど…。
一体息子には何が見えているんだろうね。オレも小さい白い龍、見たいよ。
怖くない話でゴメン。

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昔ロックバンドやっとった
今は役者のはず
いつも着物の袂に入ってて可愛かったよね
そんなんトイレに居たら泣く。
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