15/06/28
自分もペット関連の不思議な話する。
自分の飼ってた黒っぽい三毛猫がいたんだ。目付き悪いし、熊みたいな見た目だけどけど人懐っこくて可愛いの。ここでは名前はクロってことにするね。
ある日、仏壇の中にかざってあった写真を見てたら、その中にクロの写真があったからビックリして親に聞いたら、前に飼ってた猫の写真なんだって。
すごくそっくりだねって言ったら、親も本当にそっくりだよねーって言って、その猫の話を聞いたんだ。
その猫はまだ自分が生まれる前に飼ってた猫で、負けず嫌いでこれでもかというくらい遊ぶから、お父さんがすごく気にいってた。
何より車が大好きで(そこもお父さんに似たのかも)いつも出掛けるときは車に乗ってたらしい。
まだ一歳の子猫だったから外に出さないようにしてたけど、盛りがついてあまりに外に行きたがってたものだから、仕方なく玄関をあけてあげたんだって。
そしたら、外に飛び出して、一回こっちを振り向いて、嬉しそうに走って行っていったの。
そのあと、全然帰ってこないからお父さんが様子を見に行ったら、家のすぐ近くの道路でぺっちゃんこになったその猫を見つけたんだって。
お父さんは、俺が外に出したから…ってすごく後悔してた。まだ一歳だったのに、ごめんなって。
次の日、姉二人が昨日の夜お父さんの寝てる頭の上にその猫が乗ってたのを見たよっていってたらしい。きっとあの猫ももっと一緒にあそびたかったんじゃないだろうか。
それから数年後、お父さんが夜トラックを運転していたら、ふと子猫が見えたから車を止めた。降りてみたら、黒い子猫がピーピーなてたんだ。何だか放っておけなくて、拾ってきた猫、それがクロだった。
お父さんいわく、あの日あんなに暗い中でトラックを運転しててあんな小さな黒い猫を見つけたのは奇跡に近いって。出会うべくして出会った気がする。
不思議なのは、その猫が異常に車を嫌ってること。外に出ていったら車が通ると一瞬で家に戻ってくるくらい車を怖がってる。
見た目がそっくりというか性格までほぼそのまま。拾ってくれた人だからかもしれないけど、なんやかんやお父さんになついてた。
クロは病気でしんじゃったんだけど、しぬ寸前でもお父さんが仕事から帰って来るのを待ってたみたいで、お父さん帰ってきたのに気づいて体を起こそうと頑張ってた。
最期はお父さんに会えて安心したのか、そのまま息を引き取ったんだけど。
一歳っていう短い人生で、それも突然だったし、何よりお父さんがものすごく悔やんでたから、その猫も死にきれなかったんじゃないかと思う。
だからクロは生まれ変わりだったのかな、って家族みんなそういってる。
生まれ変わりとか信じなかったけど、もしかしたらありえなくはないのかもしれない、と思いました。おやすみなさい。
コメント
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ある日仏壇を見たら今飼ってる猫に似た猫の写真があってって、あんたその家で生まれたんじゃないのかよみたいな
生まれる前の話だし、仏壇の写真なんて怖くて中々ジットは見ないよ。
俺も、婆ちゃんと毎日仏壇拝んでたけど、怖くて飾ってある写真は碌に見なかった。
ある日、婆ちゃんの掃除を手伝ってたら、写真に叔父さんを見つけて驚いた。
婆ちゃんに聞いたら、叔父さんじゃなくて爺さんだった。仏間の上の額の人と違う。と言ったら、
額のは葬儀の時に飾った写真。仏壇の中のは、若い頃の写真だと言われた。
毎日拝むなら、この写真が良いもの。と婆ちゃんが言ってた
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