
オフロードバイク乗って、よく林道を走りに行くんだ。知らない山の奥にわけいっていく、探検ごっこみたいな感じ。
メインの林道から外れて、地図にない作業用林道を走っている時、くぼ地に張られたカスミ網を見つけた。よく見るとオオルリみたいな青い鳥がかかってもがいてた。
簡単に説明すると、カスミ網は透明な細いテグスで出来た漁網みたいなもので、山の中に仕掛けて野鳥を捕るための道具なんだけど、使用(確か所持とか販売も)禁止のしろもの。
俺は気付かないふりしてその場を通りすぎ、しばらく行ったとこでバイクを隠して、隠れながらカスミ網の所まで戻ったの。もちろんオオルリを助けるためね。
ただ、助けたくはあったけど密猟者とトラブるのはさけたかった。野鳥密猟はヤ〇ザがらみのことが多いし、誰もいない山の中だしさ。
一応何かあった時のために、バイク整備用に持ってた30センチのコンビネーションは握っておいた。
戻って周りをじゅうぶん確認してからカスミ網に近づいた。誰も出てこないから、急いでオオルリをカスミ網から外して逃げようとしたら
「ウゴガぁー!」
って叫び声が俺の背後から響いてきて、俺マジでビビりながら振り向くと誰もいないの。
いや、よーく見るといた、いたのよ、人が。迷彩服上下着たオヤジが樹の陰に倒れてた。オヤジは具合悪いを通り越して、目はとんでるし話しかけてもまともに返事しない。
近くに鳥カゴと袋があったから、このオヤジが密猟者なのは間違いなかった。正直言うと一瞬迷ったよ、助けるかどうか。
でも、やっぱ人だし…野鳥助けて、人を助けなかったら本末転倒だよなって思った。携帯通じるとこまでバイクで走って、救急隊呼んだけど…
結局そのオヤジは助からなかった。
ことがことだから警察が現場に来て(俺は案内)、後で事情聴取された。司法解剖されたオヤジの死因はアナフィラキシーショックで、ハチに刺されたんじゃないかってことだった。
…って、これで終わったら「野鳥の祟り?」ってな話かもしれないけど、後日談が…
そのオヤジの嫁と息子とお知り合いから訪問を受けて、警察を呼ぶはめに…
「お前が鳥のこと(密猟)チクったから、警察からガサかけられたじゃねーか、あぁ!?」だって…
最初は「お礼がしたい」ということだったんですけど「お礼参り」だったわけで…やっぱり関わらないで放置した方がよかったわ。

コメント
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えっ?人が居たんですか?迷彩服を着ていたと?全然気づかなかったです。
お礼をしたいと言われたと書いてあるから、自分で住所を教えたんだと思う。
子供の頃からクズの英才教育受けてる子供が子供産む時代よ
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