
3月10日の夜10時過ぎ、携帯が鳴った。未登録の相手からの電話だったが、とりあえず出た。
「もしもし」と話しかけると、相手は嗚咽をもらして言葉が出ないようだった。息をつく声が明らかに女性だったので、もう一度話しかけると
「みんな死んじゃうが」
みたいな地方訛りの声がいきなり聞こえた。すぐに
「私ずっと病院におるから、誰も信じてくれん」
と一方的に言葉が続いた。
「落ち着いて、あなたの名前は?僕は〇〇だけど、知り合いじゃないよね」
泣きじゃくる女性をなだめようとしたが、こちらの話をまったく聞いていないようだった。
53:本当にあった怖い名無し:2011/05/04(水)23:09:22.03ID:kMLqKTIU0
「お父さんも、お母さんも、〇〇(地名)のおばあちゃんも、〇〇のAも、〇〇とこのBも…も、みんな、みんな死ぬ。でも誰も私の言うことを信じてくれん。私が五年も脳病院におるから、今もキチガイと思ってる」
泣きながらまくし立てられ、こちらもさすがに気味が悪くなり、そのまま電話を切った。
12日、気になってその番号にリダイアルすると、現在使われていないとのことだった。
今も間違い電話だと思っているが…
コメント
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お年を召した方だったのか。
言葉悪いけどそういう方たちって、予言めいたこと言ったりする話結構あるよね。
それを信用しないとか頭おかしいとかいう人が、頭おかしい。
3月10日にかかってきた〜、と不謹慎な震災ネタにしたんだろうが、普通に考えたら3月10日は東京大空襲の日で、今の若い連中(30代以下)には3月10日がなんの日か、知らない奴がいるんだよね。
それで全部3月11日に絡めて不謹慎ネタを作って喜んでる。
因みに東京大空襲の日、その前日に、疎開先で虫の知らせや予感を感じて東京に向かった人、錯乱しておかしな人扱いされたのち戦犯と悪様に言われた人がいた。
自分は名古屋だから先に空襲受けてたおかげで、東京かりの疎開者が悪く言われなかったそうだが、長野や九州では、死ぬまで地元民からヒソられたり阻害された人がいたとの話だ。
そして近所の青果店で新じゃがを売ってたこと思い出した。
多かったね
1945年のいわゆる「東京大空襲」では、B-29の編隊の先頭は3月9日から10日に日付が変わる頃に東京上空に飛来しており、10日の22時頃にはさしもの猛火もほとんど鎮火していました。謎の電話が東京空襲関連だったら、10日未明にかかって来るでしょう。
しかし、今思い返すと東京大空襲が3月10日、東北の大震災が3月11日。むろん偶然ではありますが、何かありそうにも思う人もいるかも知れない。
東京大空襲を予感(予知)したような人がいたとしても、超常現象に結び付けるのは早計。ありえない話です。
早乙女勝元 『東京大空襲』 岩波新書 1971年 にこんな記述があります。1945年3月9日、当時子供だった早乙女氏に父親が「明日は『陸軍記念日』だから、そこを狙ってアメリカが何か仕掛けて来るかも知れん」と言った由。
陸軍記念日は重要な祝日で、小学校では児童が登校して式典も行なわれました。近現代の戦争は心理戦の一面もあるので、敵国の大切な日時に攻撃をかけて戦意喪失を図るなどが実行されます。
当時の日本人もそれは薄々であれ知っており、自分でも気づかぬまま精神的に影響を受けて虫の知らせのようなものを感じたと言うのは充分考えられます。
恥を知れ
日本人ならば末代まで呪われろ
日本人ならば民族ごと滅べ
きみも滅んじゃうよ
阻害?迫害では?
万が一作り話じゃなかったら
話者と被害者に対して失礼なことを言ってる。
関東大震災のことは思い出しもしないくせに
戦時中の日本と通じちゃったのなら女性の言葉使いは古いよね
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