06/10/17
山で見たもの
知人Tは山で2匹の猿が向かい合って座ってる姿を見た。見合いのようで微笑ましく、写真を撮ろうとした。
木に登り、猿たちは何をしてるのだろう?と、ズームで確認すると、なんと、猿は地面に書いた碁盤を睨み、どんぐりと小石で囲碁を打っていたそうだ。
驚いてシャッターを押そうとした瞬間、二匹は乱暴に地面を散らし、素知らぬ顔で毛づくろいを始めたという。
しばらく待っても再開する様子もないので、あきらめて木から降りると、その間に猿は姿を消していた。
2匹がいた場所には、どんぐりと小石で『バカ』と書いてあったそうだ。
93:2006/10/17(火)23:46:51ID:kKk0YkuDO
山で見たもの2
友人Eは子供の頃、旅行先の青森で妙なものを見た。
森林公園の遊歩道を探検するうちに両親とはぐれ、泣きながら歩いていると、茂みからヒョウキンなラッパの音が聞こえた。
誰かいると思って近づくと、ラッパが開いた部分を上にむけチョコチョコ歩いていた。もちろん、その間も愉快な音は続いた。
彼は泣くことも忘れ、ラッパを捕まえることに夢中になった。しかし、すばしっこくて、なかなか捕まらない。
そんなこんなで気づくと、両親が自分を捜している小道に飛び出したという。
ラッパの行方も正体も謎のままである。
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善意のタヌキがw
ラッパは狐狸が化けたか付喪神かは分からないが、幼子をあやして道案内するのに最適な姿なので感心した。
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