11/09/27
今から2年ほど前の話になります。
仕事の都合で山形の山奥の工場で働いておりました。会社自体の規模もそこそこ大きく、寮で生活しておりました。
技術者としての雇用でしたが、派遣切りなどもあり、現場での三交代で仕事をすることとなりました。
その当時の出来事を書かせていただきます。
はじめは深夜の炉の番をしている時でした。その部屋は二階まで吹き抜けていてらせん階段を下りて来る構造でした。
窓越しに反射していて、ツナギをきた人が通り過ぎるのを見ました。しかし、振り返ってもそこには誰もいない。
また、その部屋にはらせん階段を下りてこなければならないので、そこに人がいるはずがありませんでした。
最初は新人に対するイタズラかと思いましたが、誰もそんな余裕はない状態でしたし、構造上不可能であることから、夜勤の疲れによるものだと思うことにしました。
しばらくして同じ部屋で、今度はトントンとらせん階段を下りて来る音がしたので『やあ、もう交代かい』と振り返ったのですが誰もいません。
先の事もありイタズラかとダッシュで階段を駆け上がったのですが、そこには誰もおらず、また扉を開ける音すらなかったので背筋が少々冷たくなりましたが、これも疲れのせいだなと自身を納得させています。
しかし、寮に帰ってからも金縛りに合うようになり、部屋の中を誰かが徘徊している感じがしたり、天袋から何かが出てきているような感覚があったり、薄気味悪いことが続きました。
ある時、あまりにも頭にきて『離せクソ野郎!!ぶっ殺すぞ!!』と怒鳴ってしまいました。
その時、体は全く動かず押さえつけられているような感覚でした。怒鳴ってもその力はやまず、朝を迎えてしまいました。
それから、隣の部屋は空き部屋なのに音が聞こえたり、よくしてくれていた地元の方が自殺したり、色々ありました。
私自身はノイローゼになっていたんだと思いますが、車の事故でガケから落ちかけてしまいました。
対向車から見えにくく、トラックもよく通る場所だったので、対向車が来ていたら死んでいたと思います。
事故の時なぜそんなにスピードを出してしまったか分かりませんが、何かもう死んでもいいや、みたいな感覚になっていました。
色々ありまして会社をやめることにしました。
やめるまでしばらくは1ヶ月ほどでしょうか、会社にいなければならないので、その時聞いた話なのですが、どうやらその部では私が入る前に炉で自殺した人がいたとの事でした。
現在は実家に帰って転職しましたが、相変わらずノイローゼで、しばらく療養が必要との診断を受けて失職し療養生活をしております。
特に落ちもなくつまらない話を長々と失礼致しました。ただ、こういう事を書ける掲示板があると知り吐露したくなり書かせて頂きました。
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先祖代々の墓参りして
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