廃墟
16/08/16
幽霊ではないからスレ違うかもしれないが、洒落にならなかった話。

中学の時、友人の家のすぐ側に廃屋?があった。その友人宅に仲良しグループ3人で泊まることとなったが、早々とやることもなくなり、その廃屋へ行こう!という流れへ。

恐らく、かなり前から人がいなくなっていて、庭部分は鬱蒼と手入れのされてない木々が生い茂り、昼間でも暗いほど。

懐中電灯持って玄関から入ると、正面に階段、階段の奥はキッチンらしい部屋、左手に縁側、縁側の奥にトイレ、縁側に沿って閉まった襖。

二階に行くと、汚れた人形や日記?らしきものや、昔のアイドルのポスターなどが貼ってあったので子供部屋だろうなと。

中学生ノリでおどかしあったりして盛り上がり、下の階へ。床が抜け落ちていてキッチンへは行けないので、縁側の方へ。

さすがに閉まっている襖を開ける勇気はみんななく、開けるのを押し付けあう始末。押し付けられた友人が襖を開け懐中電灯を照らすと、特に何もなくただ広い畳部屋があっただけだった。

その奥の襖も閉まっていたので開けようと足を踏み入れると、パキッと地面で変な音が鳴った。

懐中電灯を下に向けると、床全体を占める量の注射針。そこでみんな悲鳴をあげて廃屋から逃げました。

後日談としては、昼間明るい時にその廃屋を見に行った時、白い外壁に埋め尽くされた鉛筆で書いたと思われる文字が。

〇月〇日〇〇(苗字)〇本

多分本数は注射針かなと思っているのですが…。霊感0の私には人間の方が強かったです。

以上です。長文ごめんなさい。