23/11/25
不思議な話を一つ
林業をやっていた爺さんがいたけど
爺さんはいつも使っている枝打ち用の鉈に神様が宿っているって笑っていた
理由を聞くとその鉈をいつも丸太に刺しているらしいけど
どうしても鉈が抜けない日があるらしい
そんな日は決まって山が荒れたんだとさ
だから爺さんはその鉈を大事にしてた
そして爺さんが病気になった時、親父に自分が死んだら鉈を山に返してほしいと言っていたそうだ
何年か経って爺さんが死んだ後、親父は言われた通り例の鉈を山の麓に埋めたんだけど
それ以降、山から鹿や猿、猪だのが畑を荒らしに来ることも無くなった
親父は本当に神様が宿っていたのかなぁって不思議がっていた
投稿者:不思議様
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そりゃあ、どうしても抜けないなら仕方なかんべ
今なら鉈用の鞘も普通だけど昔の話ならそんなもんじゃね
…しかし鉈を持っていた間は動物が荒らしに来てて返したら収まったとか、実はその鉈持ってたことで山から恨まれてたって話になりそうなもんだがw
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