
これは俺が19年間生きてきて未だ理解できない体験です。
小学5年のとき、仲のいい四人グループの中のAっていうやつの家で遊ぶことになりました。
みんなでポケモンとかして遊んでました。それまでみんなで楽しく遊んでたのに、ふだんおとなしめのAが急に真剣な顔して
「おまえら人の家上がっといて仏壇に手も合わさんのか」
とか言って怒り出したんです。
Aの家にはそれまで何回か行った事がありましたが、その時まで仏壇があるなんて知らなかった。
それに、そんなこと言われたのも初めてだったからちょっと変だとは思ったんですが、仏壇までついて来いって言うAにしぶしぶしたがうことにしました。
その時俺たちは、なんか言葉では言い表せない違和感をAに感じていました。というのも、Aがなんかぼーっとしててちょっと怖かったんです。
Aはおれたちを薄暗い和室に案内して、部屋の奥の仏壇の前に正座しました。
でも俺たちはその部屋に入るのが、普段と違うAが、なんとなく怖くて部屋の中には入らず、外からその様子を見ていました。
そしたらAが薄暗い部屋の奥からこっちを向いて
「今から見本見せるから見てて」
って言って、次の瞬間、仏壇の中に入って行きました。
意味わからないと思うんですけど、イメージとしてはどこでもドアみたいな感じで、仏壇の中に消えていったんです。
3人で顔見合わせて「え?」って感じでした。何が起こったのか分かりませんでした。
でもこれは現実だって思った瞬間、恐怖でダッシュで家から出て、パニックになりながら子供なりに色々考えた結果、交番でAのことを話しました。
当然信じてもらえなかったんですけど、その日の内にAのお母さんからもAがいないっていう通報があってすぐに捜索が始まりました。
でもその日、俺たちが再度警察に呼ばれて警察署でいろいろ話している時にAが近所の神社から出てくるところを保護されたって連絡が入りました。
Aは俺たちとゲームしてて気付いたら神社の中で寝てたそうです。
今でも時々あの光景が頭に浮かんで鳥肌が立ちます。あと、正直今でもちょっとAが怖いです。
投稿者:わーわーわー様
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