08/03/24
10年前のクリスマスの夜の話。
真夜中に高速道路を彼女を乗せてドライブしてると、遠くに人影らしいものが見えた。
「高速道路を人が渡っているのか?」
とりあえず速度は落として近づくと、やはり人だった。なんと、この寒い中を若い女性が素っ裸で立っていた。
車が近づくのにさけようともしない。
326:本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2008/03/24(月)02:50:19ID:sH3eU5Tf0
あわてて急ブレーキをかけると、車は女の前で止まった。
女は「クソ!」というような素振りをし、そして車に近づき、両手でボンネットを激しくたたきながら、物凄い形相で我々をにらみつけてきた。
女の目は狂人のものだった。
「どけ、このキチガイが!!!」
クラクションを思いっきり鳴らし続けると女はあきらめたらしく、我々のそばから立ち去った。
横にのっていた彼女は、現実にありえない光景を見たという表情でぼうぜんとしていた。
今考えると、あの女は自分の死に場所を求めてさまよっていたのだろうかとも思う。
しかし、なぜ、冬の真夜中に裸でいたのか、という疑問が残っているのだが…
コメント
コメント一覧
「昨日午後11時◯分頃市内◯◯町地内で下半身裸の男が徘徊しているとの通報」
後で近くの駐在に聞いたら、寒さで体温が低下した訳アリのおっさんが暑いと勘違いして脱いでたらしい。
その女もそうだったんだろう。
それなら車線変更してよけりゃいいだろ、障害物なんぞ。
高速道路の走行路で停車するアホがいることにも、しばらくそのまま停まってた基地外っぷりにも、驚くわ。
助手席に乗せられていた女性が、そんな基地外から無事逃げられたことを祈る。
コメントする