18/01/14
心霊とかじゃないんだけど、子供の頃、怖かった話。
夕飯を食べてくつろいでいた日。玄関でチャイムの音がしたから、10歳くらいだった自分は率先して出た。
両親共働きで祖父母と小さな弟しかいなかったから。
すでに鍵を掛けてしまっていたが、玄関ドアと磨りガラスごしに女性だとわかった。近所の人かと思い、何も考えずに開けてしまった。
入ってきたのは初老の女性で見たこともない人だった。
老女は
「この本を買ってくれ、1000円」
と言い、目の前に古びた本を突き出した。
祖父がどうしたーと言いながら玄関まで来ると、入ってきた老女は同じことを繰り返した。こんな古びた本に1000円?と10歳ながら不信感を顔に出していたと思う。
祖父は
「わかった、1000円な」
と言い、老女に1000円札を渡した。にんまりと笑った老女の顔が気持ち悪いこと気持ち悪いこと。すると老女は
「良かったなー、これで赤猫は出ないよ」
と言い、帰っていった。
古びた本はただの推理ものの本。なんでこんな本に1000円も出すの?と祖父に言うと
「出さないと大変なことになる」
と言った。
よくよく聞いてみると赤猫とは放火魔を指す隠語でずっと昔からあるらしい。つまり自宅が放火犯に狙われていたと言うこと。
翌日、学校に行くと同じ人が区内に出没していたことがわかった。同級生や年上年下の学年に渡り、わかっただけで二十数件。
赤猫は同じ場所を避けるらしく、同じ地域に出没しないと言う。確かにこの老女以降、数十年たつけど現れていない。
被害届も出されない。恨まれたら、今度こそ放火される可能性が高いから。それも地区ごとに狙われるらしく、連帯責任として、どこの家が放火されるかわからないらしい。
だから警察沙汰には決してならなかった。
数十年前に亡くなった祖父は「1000円で安全を買えるなら安いものだ」と語った。
829:18/01/14(日)13:21:04.41ID:g1/TMIIJ0
「赤猫」の言葉の由来を調べたらそっちの方が怖かった(´・ω・`)
赤猫とは
赤猫は単なる火事ではなく、放火を指します。
厳密にいつからかは分かりませんが江戸時代には使われていたようです。
当時、既に猫は益獣として定着していました。
で、嫌いな人の所の猫に火をつけてその人の家に放り込むと、猫が苦しみ走り回ってあちこちに火を移す。
毛が燃えて赤い猫に見えるということで、この行為を「赤猫を這わす」と言いました。
ここから、放火による火事の隠語で赤猫と言います。警察用語で放火犯も指します。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013777945
858:18/01/29(月)13:36:19.42ID:O+Dy7Cao0
>>829
猫なんか7つも魂持ってるから、んなことしたら呪われそう
830:18/01/14(日)14:13:02.46ID:FM1KinMy0
そのババアが放火魔なのか?防犯カメラだらけの現代ではすぐに逮捕されるだろうな。
まあ今でもキチ*イには触らぬ方がよいけど。
引用元:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1508062904/
コメント
コメント一覧
そんなババアがいるか
結構最近に、「猫に火を付けたら、猫が自動車工場に飛び込んで火災炎上した」って実例があった気がする
防犯カメラがその瞬間をとらえていたので、その動画が出回った感じで
気性が荒く、打算的な人を言うんだけども。商売人の才能が多い大分県ならではの言葉。
強烈な性格の人が多いので敵に回すと共倒れ覚悟で来るから怖い。
ババァは放火をする場所を決めるブローカーみたいな奴じゃね?
こいつのいう通りにしなかったら、実行犯が火つけるんだろ。
自分が猫に恨まれて呪われる可能性の方が高いだろ。
迷信・信心深い昔の人の感覚は、戦後の日本人とは比べ物にならんよ。
本を売ったのが何十軒やwww
九州に帰属意識を持たず都合で四国だったり中国だったりフラフラ変えるって聞いたが
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