異次元空間
13/05/25
俺が小学生の時、夏休み直前ということでクラスで大そうじをしていました。

教室そうじの前に自分達の机の中(引き出しの中)を整理しようということで、いったん中の物を全部出したんです。

当時(今もですがw)俺は整理整頓が大の苦手で、机の中には授業で使ったプリント類がぐっしゃぐしゃに詰め込まれていました。

それで一度全部の物を外に出して、完全に空っぽの状態で、机の中に引き出しを入れたんです。

そしたら中から「ガランゴロン」と音がしました。まだ何か入ってたかな?と思い引き出しを取り出すと、中から見覚えのないビー玉が出てきました。

「おっラッキー」程度にしか思わなかったのですが、机の中の物は全部取り出したつもりだったので、もう一度中を確認することにしました。

引き出しを取りだし机の中を覗き、中に何も入っていない事を確認すると、俺はもう一度引き出しを机の中に入れました。

すると中からまた「ガランゴロン」と音がしました。えっ?と思い引き出しを開けると、今度は図工で使うハサミが出てきました。

さすがにハサミのように大きな物を見逃すはずがないので、それを取り出すと今度は机を逆さまにして、完全に中が空っぽになるようにしてから引き出しを入れました。もちろん引き出し自体も空であることを確認しました。

するとまたしても中から「ガランゴロン」という音が聞こえました。恐る恐る中を開けると、今度は見たこともない工具が出てきました。

その工具は、生徒の椅子の高さを調節するために先生が持っているもので、普段は職員室に置いてある物でした。先生に届けると、「なんでこんなもの持ってるの?」と、とても不思議がられました。

もしかしたら机の中がどっかに通じちゃったのかなーと思った体験でした。

怖くないし下らない話ですが、当時は本当に不思議でした。


 


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