
09/08/07
俺の高校時代の話。夏休みのある日
よくつるんでた友達の家に集まる事になって
Sというやつの家にしようってなった。
まあ お泊り会だな。
そいつの家はけっこう立派な新築でちょい山の中腹にあった。
夜の八時に駅について蚊が多いから足早にSの家へ急いだ。
月を見ながら坂を上ってようやくSの家につく。
部屋に入ってスーファミしたりコミック読んだり。
そんで飲み物やお菓子買いにコンビニまで行こうってなって
皆玄関で靴はいてた。
奥からSのお母さんがやってきたんだ。明るくてちょいヤンママ入ってる
クレヨンしんちゃんのママみたいな人なんだけと゛
ちょっと機嫌悪いのか「今日は外へ出たら駄目。ジュース持ってくるから。
あと 窓も絶対閉めときなさい。クーラー入れていいから。」
と言って外へ出してくれなかった。Sはクーラー入れていいというのは
珍しいと何度もつぶやいてた。Sの家は父親はいなくてそのお母さんが
主だったから。
夜の十一時くらいかな。下の階から電話のベルが響いてきた。
しかし誰も出ない。ずっと鳴ってるといらいらしてくるもので
友達の一人が「俺 電話出てくるわ」って階段下りていった。
しかし行ってみると電話の前にSのママが立ち尽くして電話を睨んでいる。
「もうすぐ止むと思うから。うるさいでしょう。ごめんね。
部屋の窓は絶対開けちゃだめよ」って俺らは言われた。
その後Sがママと話して部屋に戻って俺らに話した事は嘘でも冗談でもなく
現実の話。
今日はSのママの友達の「命日」で俺らが来る前に「その友達」からこんな電話があったそうだ。
ママさんをMと呼ぶことにする。
「Mちゃん・・・・Mちゃ・・今夜家・・に来・・てもいいいい???
Mちゃん・・・・Mちゃ・・今夜家・・に来・・てもいいいい???」
「Mちゃん・・・・Mちゃ・・今夜家・・に来・・てもいいいい???
Mちゃん・・・・Mちゃ・・今夜家・・に来・・てもいいいい???」
「駄目よ・・絶対駄目・・!来たらだめよ・・・・」
こんな感じ。これが繰り返されてたと。
俺らは部屋の窓をあわてて確認した。十二時に電話のベルは止まった。
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1249333602/
コメント
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ヤンママを、ヤングママではなくヤンキーママと解釈すれば、
>今夜家・・に来・・てもいいいい???
と、幽霊になっても間違った日本語を使うような友達がいたのも納得です。
私は英語が(英語も)大の苦手だったので学校の授業の内容など覚えていませんが、go と come の使用法が日本語の 行く・来る とは異なる場合がある事は義務教育で習うだろうと思います。だが、肝心の日本語さえ怪しい児童・生徒では理解できるわけが無いでしょうなあ。
さて、S君の家は母子家庭だそうですが、「けっこう立派な新築」の家をどうやって建てたか購入したのだろう? 友人の幽霊よりもその方が不思議です。
やはり特定の日にかかってくる電話には絶対に出てはいけないという話があった。
出たら家人が死ぬ。
どうでもいい話だけど、ヤンママは本来元ヤンキーのママの意味だったと思う。
ヤンキーで、まだ十代とかで出産するから若い母親のケースも多いということになる。
立派な新築の家は、夫と死別で生命保険金とかが入った、または実家が裕福とでも考えれば、そこまで無理のある設定でもないのでは?
うちもダンナが入った。7桁の現金払いだった。
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