ブログ

10/06/22
だいぶ時間経ってようやく気持ちも整理できたから投稿します 
特定されると困るので地名とか単語とか少しぼかしてます 
ちなみに幽霊話じゃないので興味ない人はNG登録してください 

俺は一昨年まで専門学生だった 
その学校はB県のド田舎にあって、入学と同時に俺はそこでの活動をブログに書きはじめた 
今日は何の授業があったとか、サークルでこんなことやったとか、そういう内容を書いてた 
個人特定できないようある程度ぼかし入れて書いてたから、同じ学校の奴が見たら 
「もしかしてあいつか?」って分かるかどうかってくらいだったと思う 

学校の人たちには俺がブログやってることは内緒にしてたけど 
地元の友人には近況報告してるよってブログを教えておいた 
俺の日々の活動に友人たちはコメントしてくれて、それが励みになってたんだ 

俺の学校は夏休みが7月中旬~9月いっぱいまでで、かなり長かった 
その長い休み期間中は生徒は個人でインターンシップやったりバイトしたり、有意義に時間を使っていた 

夏休みが終わった10月はじめ頃、俺のブログに一件のコメントがついた 
記事は「今日から後期が始まった」とか、そんな内容 
コメント欄には「トモキ」という名で一言 
「〇〇(俺の通う専門学校の通称)って面白いな」だけ書かれてあった 
俺の友人にはトモキなんて名前の奴が居なかったから、ググッて出てきた俺のブログを読んだ一般人だろうと思って、 
俺は「コメントありがとうございます。そうですねぇ授業とか楽しいですよ」と無難な返信しといた 

トモキのコメントはその記事だけで、その後しばらくは音沙汰なくなった 
11月終わりのある日、雪が降った(通ってた専門学校の所在地が豪雪地帯だった) 
東海地方出身の俺には11月に雪が降るとかはじめてだったもんで、 
大はしゃぎで他地方から来てた同じ学科の友人たちと騒いでた 

その日の記事にもその旨を書いた 
翌日、授業終わってブログのコメントチェックしたら、地元の友人らのコメントに混じってトモキのコメントがあった 

名前:トモキ 
本文:うるせーよ〇〇(俺の通うry) 

記事の内容がわりとはっちゃけてたからそれのせいかと思った 
(雪ひゃっほーい!とかそんな感じ) 
でも学校名出してうるせーはないだろ…と思いながらも「サーセンww」みたいな軽い調子で返信して、 
そのあと今日の授業内容を更新した 

それからしばらく経った日に(12月初旬頃かな)、
俺は学校強制参加のトレイルランボランティア活動の内容を記事にした 
それは10月中旬に参加したんだが、その頃は検定試験とかあって忙しかったから当時は書けなかったんだ 
参加者の人のこととか、ボランティア内容とか、その他会場の様子とか、思い出しながらブログへあげた 
翌日の夜、またトモキからのコメントがあった 

〇〇(ry)さすが偽善者の集い(笑) 

正直このコメント見たとき意味が分からなかった 
偽善者もなにも、俺は記事内容的には「ボランティア正直かったるいです^p^」
みたいに書いてたのに、なにが偽善者なのかと 
軽くイラッときつつも「そうっすね!ボランティア偽善者(笑)」とまた軽い調子で返信 

なんかだんだんこの得体の知れない「トモキ」が気味悪くなってきたので、 
先輩の一人にブログを見せて「なんなんすかね、こいつ」と相談した 
その先輩は同じ学科の人で、サークルの部長もつとめてる頼れる先輩って感じの人 
俺がブログやってることは先輩は知らなかったので「お前意外とマメなんだなw」と最初は笑ってたけど、 
トモキのコメントを見ると明らかに苛立ってこう言った 

「こいつ××の生徒じゃねーか?」 

××は同じ専門学校のグループ?の一つで、
ネイチャー系の俺の専門学校とは対照的なスポーツ系の専門学校で、 
なんと俺の通ってた専門と隣接して存在する専門学校 
以前から何かと生徒間でいがみあっていて、 
何かあるごとに互いに敵視してきたという意味の分からない関係性を保っている(らしい)〇〇と×× 
そういえば入学当初に先輩がそんなことを言っていたなと思いながら、 
改めてトモキのコメントを読み返すと、確かにこいつは××の生徒っぽいなと思えた 

専門学校同士が隣接するだけでなく、
学校のすぐ近くのアパートはそれぞれの学校に通う生徒のみが入居していて 
(ド田舎すぎて学校関係者くらいしか入居しないらしい) 
実質、アパートというかもはや寮みたいな感じだった 

だから、アパートの一室でどちらかの学校の生徒が宴会を開いてバカ騒ぎすると、 
もう一方の学校の生徒が寮監に苦情をいれるという、そういうアホらしいことを度々やっていたんだ 
実際俺の隣室に住む××生は、よく飲み会やっててうるさいが、 
直接なにかされたとかはなかったし、夜12時前には解散してくれていたので俺個人としては別に恨みはなかった 

ただ個人間としてのトラブルはなくても、〇〇の生徒、××の生徒という固定観念から 
なんとなくお互いによくない印象を持ってるんだろうなと思っていたが、 
まさかその××生が俺の活動ブログに特攻してくるとは思わず、俺も××の生徒がなんとなく嫌いになった 
そして俺はよせばいいのに、チラシの裏と称して「××の宴会うるさい」的なことを記事に書いてしまった 
翌日、地元の友人たちのコメントがいくつか入っていたが、トモキからのコメントはなかった 
(この記事を書いたのは12月10日くらいだった) 

12月に入ってからは、実習とかサークル活動とか検定勉強とかいろいろやってるうちに冬休みになり、 
俺は一度実家へ帰ることにした 
なにせ豪雪地帯だから外に出るのも面倒だし(アパート入居者は協力して雪掻きしないといけなかった)、 
同じ学科の友人たちも実家へ帰る人が多かったからだ 
冬休み期間だけはチラシの裏的な記事しか書けないと思ったので、 
しばらく実家に帰ります的な文章をブログに残して俺は実家に帰った(実家帰ったのはクリスマス後) 

年が明けて、冬休み明ける前にまたB県へ戻った 
ノートPCは荷物になるからと思いずっと寮に置いたままで、ケータイも無駄に使うのが好きじゃなかったし、 
実家帰れば地元の友人とも会えるので、ブログはずっと放置したきりだった 

買い物を終えて、部屋も掃除機かけて、ある程度落ち着いた頃にパソコン開いて久々にブログの確認をした 
リアルに肝が凍ったと思った 

「〇〇死ね」 
「クズ〇〇生が粋がってんじゃねーよ バカか?」 
「偽善団体きめえええええ」 
「消えろ」 

まるで2chで見る罵詈雑言がコメント欄に大量に残ってる 
コメント元の記事は俺が××批判をした記事だった 
批判と言っても 
「××生は宴会をよく開いてて羨ましいなー夜遅くまで騒いでるのはちょっと勘弁だけどw」というような内容だ 
この程度でブログ炎上させるか普通…と呆れた俺は、なにもいわずにコメント欄を綺麗にした 
それから「B県ただいまー」と帰ってきたことを知らせる記事をのせて、 
俺は地元で買ってきたお土産を友人や先輩に配りにいった 

冬休みが明けてしばらくはあの炎上が嘘だったみたいに静かで、
ブログ初炎上で受けた傷が多少癒えてきた2月のはじめ 
実習から帰ってきて疲れたーという記事を夕方くらいに更新した日の夜 
9時過ぎたくらいだった 
風呂にも入って寝る準備してたとき、 

ドンドンドンドン!!と玄関から扉を叩く音がした 
インターホンが壊れたかと思うくらい連打される音が響く 
「分かってんだぞ!!!出てこいや!!」というような複数の男の声が聞こえた 

今こうやって書いててもちょっと冷や汗がにじむが、当時は本気でパニクった 
実習疲れでだるい体と頭で必死に考えたが、どうしても相手が誰なのか思い当たらない 
アホみたいに扉叩くわ蹴るわ(そのような音がした)罵声はやまないわインターホン鳴らし続けるわで俺もう泣き寸ww 
幸い玄関扉は鍵かけてチェーンもつけてたから、扉壊されてもまだ大丈夫ということだけは思い当たって、 
とりあえず同じ学科の人にヘルプ電話をかける 

そのとき外から「どうしたー!?」という声が聞こえた 
騒ぎに気付いたらしい向かいのB棟に住む先輩が、わざわざ玄関から俺の部屋のベランダに向かって叫んでくれた 
(位置関係: 田んぼ |(←玄関)アパートA棟(ベランダ→)| 空間 |(←玄関)B棟(ベランダ→)| →学校) 

その声聞いてカーテン開けて、ベランダの戸あけて、
薄着のまま玄関のとこにいる先輩に俺は助けてと叫ぼうとしたが 
恐怖のせいか声が出ない 
それでも先輩は何かを察してくれたみたいで、「待ってろ!」と言って雪で滑りながらも 
(アパートの通路は雪国設計じゃなくて、濡れていると大変滑り易いアホ設計だった…) 

急いで階下へおりていくのが見えた 
(俺は2階の部屋(といっても1階部分は駐車場なので実質3階の高さ)で、先輩も向かいの棟の2階の部屋) 
ヘルプ電話かけた同じ学科の友人に電話が繋がったものの、 
声が出ないから「ふぃ~ふぃ~」と気持ち悪い息遣いしか出来なかったが、 
いまだに何やら玄関の前で叫んでいる奴らの声が電話口にも聞こえたのか「すぐ行く!」と言ってくれた 

その数秒後くらいに玄関先の扉叩く音とかインターホンの音は消えたが、今度は言い合う声が響いてきた 
俺は先輩が来てくれたのかと思い、チビりそうになりながら玄関のほうへ向かった 

「てめーらいい加減にしやがれ!!」 
「うるせー殺すぞ!!」 
「くそがあああああ!あqwせdrftgyふじこl;@」 

そんな叫び声が入り混じって聞こえてきて俺はもう本気で泣いた 
怖すぎとかそんなレベル超越したと思う 

外の騒ぎ(というか罵声)が落ち着いてきたとき、聞き覚えのある寮監さんらしき声が聞こえた 
「△△さん、大丈夫ですか!?」 
俺には寮監さんの声が真面目に仏の声かと思ったw 

怖かったが、俺は玄関扉の窓(小さい穴のとこ)から外を見て、
寮監さんが居るのを確かめてから鍵とチェーンをあけた 
外には先輩とヘルプ電話をした友人と、寮監さんが二人居た 
寮監さんのうちひとりは、見覚えのない男4人となにやら話しをしているらしく、 
その男たちは俺のほうを見るなり、なんか罵声を浴びせてきた 
情けないが俺はそれでまた泣いたww 

騒ぎを聞いて駆けつけたらしい〇〇生の先輩や同じ学科の人たちが集まってきた 
××生も居たが、そいつらは遠巻きに俺らのほうを睨むだけで何も言ってこなかった 
男たちは、俺の知る先輩たちと寮監さんの一人に連行されていった 
しばらくして俺が落ち着いたあたりで「事情は明日聞くから」ともう一人の寮監さんは退場 
友人の〇〇生の何人かはその場に残って俺を宥めてくれた 

翌日の朝、俺は学校からの連絡で授業開始の一時間前に学校へ呼び出された 
担任の先生に校長室まで案内され、その部屋には昨夜来てくれた寮監さんと、
Sさんという生徒指導的な先生が居た 
「大丈夫ですか?」と寮監さんは俺に心配の言葉をかけてくれた 
それから話してくれた 

案の定、昨夜俺の部屋へ突撃してきたのは××の生徒で、
そいつらはどうやら俺のブログを読んで突撃してきたらしい 
話をきく限りでは彼らはトモキの先輩で、トモキ本人は
先輩をけしかけただけで昨夜の凸には参加してなかったようだ 

俺は寮監さんや担任からブログの内容が本当かどうか聞かれた 
(××生は「〇〇生の奴が××生の評判を落とすような記事を書いた」と、実際よりも内容を誇張して寮監さんたちに言ったらしい) 
パソコン使って俺のブログを開いて問題の記事を見せると、
寮監さんと担任とSさんは何やら納得してくれたみたいだった 
すぐにSさんが退室して、担任はどこかへ携帯で連絡、 
その間に寮監さんは俺のブログを読んで「こういう活動してたんだねー」とのんきに言っていたw 

その日は担任が気を利かせてくれて俺は学校を休んだ 
ただし例のやつらには俺の部屋が割られているので、親しい友人に事情を話してその友人の部屋で過ごした 
こういった話はすぐに広がるのが通ってた学校の特徴で、事情を知ったらしい友人や、 
昨夜駆けつけてくれた先輩たちからメール・電話がひっきりなしに来たのでちょっとびっくりした 

長くてすまんこれで最後 
ここからは後日談です 

俺の部屋へ突撃した××生の4人のうち2人は部屋謹慎の処分で、残り二人は自主退学をしたらしい 
俺のブログにコメントしたトモキも謹慎処分されたそうだが詳しくは知らない 
もちろんこんなことがあったから、俺は活動ブログを閉鎖した 

代わりに、地元の友人にミクシィに招待されたんで活動報告はミクシィ日記に書くことになったが、 
それも早いうちに書かなくなった 
ノイローゼが悪化して軽い鬱になった俺は、結局専門学校を中退したためだ 
もともと犬猿の仲だった〇〇と××はこの一件でさらに深い溝が出来、 
寮の同じ棟に住む××生から変な手紙もらったり(もちろん悪口。あと脅迫まがいのことも書いてあった)、 
夜中や朝方に壁叩かれたりして睡眠不足になったことが最大の原因 

ちなみに、同じ学科だった友人から教えてもらったが、
記事を書いてしばらく経ってからブログが炎上した理由は、 
××生はその時期ちょうど実習で学校から離れてたかららしい 
(××はスポーツ系の学校なので実習で遠征するのは珍しくないこと) 
あと、あいつらがなぜ俺のことを特定できたのか、それだけはいまだに不明 

悪ふざけが過ぎた結果なので、正直自業自得といえばそれまでだが、 
俺はこの一件で某スポーツをやる奴らはみんな
短気で常識外れなDQNばかりなんだという偏見をもってしまったよ 
というか、環境保護を推進する専門学校と、環境破壊で手に入れた
フィールドで活動する専門学校が隣接する時点で 
なんかもうトラブル起きるの目に見えてるっていう 

長々とすまん 
自分にとっては本当洒落にならんくらい怖かったので許してください 
以上で俺の話は終わりです 
(※後輩や学校に迷惑かかるのは困るので学校特定は勘弁してください) 


引用元:https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1275728224/