
17/08/06
生きたまま肉親を焼くこと 阪神大震災逸話集
地震後、急いで駆けつけると、母親は潰れた家の下敷きになっていた。
幸いにも、まだ彼女は生きていて、声のみで姿が見えないが、たしかに助けを求めている。
助けようとしたが、一人や二人の力では倒壊した家屋の屋根を動かすことはできない。重機(クレーン)が必要だが、そんなものはない。見ず知らずの人々も応援してくれたが、いかんともしがたい。
母親を励ますのだが、いたずらに時が過ぎて、やがて街を舐め尽くしながら火の手が迫ってきた。
気が狂ったようになって素手で掘り返そうとしたが、やがて母親の声は、
「ありがとう。わたしのことはもういいから逃げなさい、あんたまで死なせるわけにいかんから」と言った。
火の勢いに押されながらじりじりとその場を後退し、そして火が家を包むのを茫然と見守るほかなく、申し訳ないと合掌するしかなかった。翌日鎮火して後、くすぶる焼け跡で骨を拾った。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1498860589/
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被災直後にチェンソー持参で倒壊家屋から人を助けまくった一般人がいたそうだ。
災害グッズとして一家にひとつチェンソーを。
柱一本で何が起きるかわからんのに、うかうかと切り倒せないのが現実。
その話は、地震で倒壊する建物が木造が多い日本や中国を揶揄して、バカなアメリカ人が嘯いたものだ。
信じるバカが日本にいるとは思わなかった。
なんで柱限定?
覆いかぶさる屋根とか垂木とか柱以外にも切れる建材あるだろう。ばかなのか。
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