狂気、恐怖

17: 本当にあった怖い名無し:2008/11/10(月) 18:14:19 ID:QMcAC0qa0
863 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 15:50:27 ID:ltEohXex 
http://blog.livedoor.jp/fairypot2/archives/1113989.html 
http://crossroads.journalismcentre.com/2006/ 

1982年、ヤン・コルテールはベルギーのアントワープにある旅行代理店に勤める職員だった。 
ある日、日本から来た少年につたない英語で尋ねられた。 
「フランダースの犬って知ってる?」 
「フランダースの獅子のことかい?」(フランダースのシンボル) 
「違うよ、ライオンじゃないよ。犬だよ。犬!」 
彼にはそれ以上答えることが出来なかった。 

その後、彼はそのことについて同僚に尋ねてみた。 
「そうそう、日本人は何故だか知らないけど犬を探しているのよ。図書館で何かそのことについてわかるんじゃない?」 
ヤンが図書館で調べると、英語で書かれた「フランダースの犬」を見つけた。 
仏語版と蘭語版は存在しないようだったので、彼はそれを読んだ。 
彼がこの100年で5人目の読者だった。 
読み終えたとき彼は衝撃を受けた。 
「これは私たちの物語だ!」 
彼は周りから笑われるのも構わず、物語の研究にのめり込んでいった。 

続きます 


18: 本当にあった怖い名無し:2008/11/10(月) 18:14:56 ID:QMcAC0qa0
864 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2008/11/10(月) 15:50:58 ID:ltEohXex 
>>863続き 

彼はあらゆる情報を集める為、日本人の旅行者に訊いてまわった。 
「フランダースの犬を知ってますか?」 
皆の返事は同じだった。 
「もちろん知ってます。どうして貴方は知らないんですか?」 
彼は日本からオフィスが埋まるほどの本を取り寄せ、それを読むため日本語の勉強を始めた。 


ヤンは物語の舞台を探し回り、ホーボーケンだと突き止めた。 
彼の努力は実り、ネロとパトラッシュの銅像が建てられた。 
今、この街を訪れる日本人観光客の数は、EUを除くとアメリカ人の次に多い。 

24年たった今、ヤンはネロとパトラッシュの専門家として尊敬を得ている。 
もう誰も彼のことを笑う者など居ない。 
5年前には、ヨシミさんという日本人と結婚もした。 
アニメのベルギー放映にも尽力し、物語の蘭語版の出版にもこぎつけた。 
「この本はついにアントワープに帰ってきた。100年間世界を旅したのち、日本人がベルギーに持ち帰ってくれた。」 
と、彼の言葉が贈られている。 


そして2008年1月、彼は日本人の妻を殺した容疑で逮捕された。 



23: 本当にあった怖い名無し:2008/11/10(月) 19:36:09 ID:bRkZW8dHO
>>18 
後味悪いというか、微妙な台無し感があるな 
日本とベルギーの文化的掛橋に尽力したベルギー人が日本人女性を殺害 
あーあ…みたいな… 


引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1226279434/