狂気

10/07/15
どっかの医師のブログに書いてあった話 

その男の子は、ディズニーが大好きだった。 
小さい頃からビデオや絵本を何十回も繰り返して見ていたし、 
部屋の中はぬいぐるみで埋まっていた。男の子さはディズニーランドに行くのが夢だった。 
でも病気が重かったので、なかなか許可が下りなかった。 

ある日とうとう許可がもらえることになった。男の子と家族は 
万全の支度をし、ディズニーにも連絡をとって、何かあったときにも 
ランドの医療施設で対応してもらえるよう準備をして出かけた。 

初めての夢の国に、男の子は夢中になった。ポップコーンを頬張りながら、 
次はどれに乗るかをおおはしゃぎで相談した。最高の気分だった。そんな時。 

「ママー、あの子気持ち悪ーい」 
他の子供の心ない一言。男の子は、薬の副作用で髪の毛が無くなっていた。 
手術の影響で顔面に麻痺もあった。その子供の親は、 
「わあホントだ!気持ち悪いねー!」 
と男の子を指差して言った。しかも、大きな声で。 
その言葉は、当然男の子の耳に入った。 

家族がどんなにフォローしても、もう男の子が顔を上げることはなく、 
帽子を深く被って顔を隠し、大好きだった夢の国を後にした。 
「ディズニーランドなんか大っ嫌い! もう絶対行かない!」 
男の子はブログ主に涙を浮かべてそう言ったという。 

実話な上にこの男の子がもう亡くなってしまっているのが 
更に後味悪い。 


引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1276865229/