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04/02/16
もう、20年ほど前の話ですが、踏切事故を目撃しました。 
小学校2年生か3年生くらいの女の子が子供用の自転車で踏切を渡ろうとして 
踏切のレールの溝に、自転車の前輪がはまり倒れてしまいました。 

その弾みで、女の子の片足もレールの溝にはまってしまって抜けられなくなってしまったのです。 
昼間でしたから、周りには人がいっぱいいて、 
女の子を引っ張る人、自転車を片付ける人それぞれ助けようとしました。 
自転車は簡単に溝からはずれたのですが、女の子の足がどうしても外れないのです。 

その内、警報機が鳴り始めたので、
その場にいた男の人が、あわてて発炎筒を炊いたのですが、 
電車はそれに気づいたのか、気づかないのか、どんどん近づいてきて、 
遮断機が完全に下りたころには、助けようとしていた人も
蜘蛛の子を散らすように、逃げて行きました。 

最期に女の子は、「死にたくないよー」と叫び、次の瞬間電車に轢かれてしまいました。 
情けない話、私は警報機が鳴った時点で、怖くて逃げてしまいました。 
後になって人伝に聞いたところでは、女の子の足は溝にはまった拍子に 
足首のところで、曲がって折れていたそうで、
線路を切断しない限り助けることができない状態だったそうです。 

私は、女の子の最期の叫び声は聞きませんでしたし、死体も見てません。 
でも、今だ遮断機の音がトラウマになっています。 


引用元:https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1354965796/