神社

758: 本当にあった怖い名無し 2009/12/07(月) 22:05:29 ID:be6p1rew0
長文失礼 

高校生のときの夏休み、九州に旅行?に行った 
小学生まで住んでたとこ 
旅行というか、ちょっとした用事があって2,3日帰っただけなんだけど 


んで昔住んでたところの周辺を懐かしく散歩してた 
「駄菓子屋が空き地になってる!」とか「大型スーパーできとるやん!」 
とかいろいろな衝撃があった 

でも昔、公園代わりにしてよく遊んでた神社だけは、変わらない姿のままで感動した 
初詣でも鬼ごっこでも決まって行く、おなじみの神社 
ちっさかったけど、小高い丘の上、木が鬱蒼としげってて、 
なかなか良い雰囲気出てる神社だった 

車に轢かれた猫をつれてきて敷地内に勝手にお墓つくったり、 
狛犬にまたがって遊んだり、 
焚き火したり、どんぐり合戦したり、 
よくバチがあたらなかったもんだw 

中学に上がると同時に東京に越すことになって、すごく寂しかった 
引越し当日、自分の荷物まとめ終わって暇な時間も、 
この神社に最後の挨拶しにきたくらいお気に入りだった 



759: 本当にあった怖い名無し 2009/12/07(月) 22:06:12 ID:be6p1rew0
ああ懐かしいなあ、と感慨にふけりつつ、 
罰当たりな俺は神社の木の壁に「帰ってきたよ ただいま」 
と石で傷をつけたw 

そして東京に帰っていった 


あれから数年、大学と同時に実家を出て、社会人になった自分 
親父が死んで2年目の正月、久しぶりに1週間ほど実家に滞在した 
あまりやることも無いので押入れのダンボールなんかを漁ってると、 
古いアルバムが出てきた、小学生の頃の 

ページをめくっていると、 
神社で遊ぶクソガキの自分が、友人数人と最強の笑顔で笑ってる写真発見 
嬉しいような切ないような気持ちで写真をずっと見つめてると、 
神社の壁に彫ってある落書きに気づく 
「帰ってきたよ、ただいま」「おかえり」 
衝撃を受けた、そんで、何故か涙が出た 

自分の記憶違いなのか、この落書きが今も神社に残っているのか、 
いまだ謎のまま 



760: 本当にあった怖い名無し 2009/12/07(月) 23:04:18 ID:D38O9gVY0
悪ガキが、と思いつつ微笑ましく見守ってくれてたのかねー。 


引用元:http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1286769236/