543: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/27(土) 08:20:53.33 ID:S/lXglXu0
医療過誤の話。
ある男性が胃がんを発症し、胃を全摘してその後食事もなかなかとれないため
しばらくの間、すべての栄養を点滴で摂取していた。
ところが、この点滴には必要なはずのビタミンが入っておらず
ウェルニッケ脳症という病気を発症する。
男性の場合、この脳症による症状は「新しい記憶ができない」というもので
過去の記憶はある程度あるものの(記憶障害もあるため完璧ではない)
新しい記憶の積み上げが不可能となってしまう。
例えば、買い物のメモをしても、十数分後にはメモの存在も忘れてしまう。
買い物にいく道はわかっても、買い物に行く道中で買う必要のあるものを忘れてしまう。
買い物を無事完了し、家についても、十数分後には買い物にいったことそのものを忘れてしまう。
いわゆる認知症に近い症状を若いのに起こしてしまう。
この妊娠中に発症をした女性は、発症後に長男を出産したが、長男を出産した記憶すら無いため
毎朝「何故か自分の横に赤ちゃんがいる」という状態で、子供に対する愛情がもてない、という例もある。
何故ビタミンが入ってなかったのかというと・・・
医療赤字を抑えるため、ビタミンの投与を原則的に保険適用から外してしまったため
点滴にいれずに投与してしまった、というもの。
必要なものなのに保健適用外にするお役所もおかしいが、だからといって、点滴に入れろと指示しない医師もおかしい。
544: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/08/27(土) 08:25:34.88 ID:S/lXglXu0
そのため男性は、毎朝、朝起きたら子供が成長していることに驚き、
自分が老けていることに驚き、自分が仕事をしていないことに驚き
そして、自分が記憶障害である、と妻に説明を受ける。
でも、その悲しみすら十数分で忘れてしまう、という毎日を過ごしている。
当然裁判も起こしているが、裁判を起こしていることすら覚えていない。
テレビ局が取材にきて話を聞いていても、スタッフが「何故私たちがここにいるかわかりますか?」と聞くと
「ええっと・・・なんでですか?事件でもありましたか?」と聞くような状況。
「自分が被害者である」ということすら記憶できない状態。
余談だけれど、この男性は記憶障害の3級と認定されてしまい、これも係争になった。
3級というのは「仕事はできないけど日常生活は可能」というもので
確かに日常生活をこなすだけの技術はあるが、十数分程度でやったことすら忘れるのに
日常生活が可能といえるのか?すべてにおいて妻がフォローしている現状を役所は認めず
「でも食事できますよね?お風呂も入れますよね?じゃあ3級でしょ」という判断をした。
(係争の結果、後に2級が認められる)
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1470579168/
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