狂気

145:本当にあった怖い名無し:2006/07/17(月) 20:42:24 ID:/q7O0Wgp0
去年の8月にあったちょっとした事件について書き込みます。 
友達の彼氏が、急にいなくなりました。 
友達は「振られちゃった。」と哀しそうに話しました。 
彼がいなくなってから1週間くらいたってからでしょうか。 
友達から電話が来たんです。 
「もしもし?」 
と電話を撮ると 
電話口から友達の泣き叫ぶ声が聞こえました 
「何かあったの?どうしたの?」 
「血だまりが、血だまりが!!部屋が血だまりなの!!お風呂も部屋も全部!!」 
「どういうこと?落ち着いて話して!」 
「彼よ、彼がやったのよ。タバコ、彼のタバコの吸殻があるの」 
「吸殻?」 
「それはいいの。吸殻があるのはいいのよ。きっと私のことが嫌いだからこういうことをしたのよ。血がまだ温かいの!」 
そういうと友達は電話を切りました。 
私はすぐ電話をかけなおしましたが、話中でつながりません。 
やっとつながり、私は 
「大丈夫?なにしたの?」 
と聞くと 
「大丈夫、もう片付けたから。」 
さっきの彼女とは全く違う、冷静な態度でした。 



146:本当にあった怖い名無し:2006/07/17(月) 20:43:59 ID:/q7O0Wgp0
このことから2ヵ月後、友達の彼氏が死体で発見されました。 
司法解剖の結果、首を吊ったことによる窒息死とのことで、自殺と判定されました。 
彼の死体は左手首がぱっくり切られていて、首を吊った状態で発見されたそうです。 
友達は心神喪失状態でした。 
「彼は絶対自殺なんてしていない。何か事件に巻き込まれたのよ。」 
友達はそういいました。 
「何でそう思うの?」 
「彼の夢を良く見た。彼は夢のなかで必死に何かを言っているんだけど、何を言っているのか解らなかったの。でもきっと助けを求めていたんだと思う。彼が夢に出てきた日の朝はね、必ず彼のタバコの臭いがした。今吸ってたのかなって位、臭いが残ってるの。」 
そして最後に彼女はポツンと言いました。 
「あなたは凄い風に巻き込まれているって言われたの。きっとね、私はもう駄目かもしれない。やっと意味がわかった。」 
この言葉を発した後、彼女口を噤んでしまいました。魂が抜けたかのようでした。 


引用元:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1152996526/