
234 :名無しさん:01/12/21 00:56
水商売をしていたあの日。
その夜ついたお客さんはナイスミドル。
にこにこ柔和な笑顔を浮かべながら私の顔を見て
「かわいいねえかわいいねえ」を繰り返していた。
ほどんどの客が酔いに任せて下品なことを言ってくる中、
その紳士的雰囲気には好感が持て、また褒められ悪い気はしなかった。
だが。
そのナイスミドルはにこにこしたままの顔で言うのです。
「僕の子供はみーんな障害者でねえ。大変なんだよ」
正直、突然そんな重い話をされて返答に窮した私は、そのお客さんが
どのような反応を求めているか分からないせいもあり、
曖昧に話を合わせていたのだが……相変らずの笑顔でその人は言った。
「若いのは今だけだよ。もう10年もたったら、きみも醜く腐っていくよ」
ドキュソ扱いされたあの日。説教オヤジはゴマンといたが、
あのお客さんの笑顔と言葉のギャップは、後味悪かった。
引用元:https://piza2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1007429618/
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お世話係として子供の嫁になれかと思った
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