湖

240 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 02:05:27 ID:McAX+gu3
北海道のO沼で彼女とボートに乗っていた 
ふと気がつくと 周りの山が動いている 
まるで走っている列車の窓から見える景色のような動きだった 
でも そのときボートは止まっていたんだ 

回っていたわけでもない 
なぜって 他のボートとの位置関係は普通に見えたから 
気のせいかと思ったのだが 彼女もその異変に気付いていた 
沼の周りに植えられていた並木や その向こうに見える林の位置は 
そのままに 山だけが移動している 
雲も走って けっこう風の強い午後だった 
見ているうちに気分が悪くなってきた 
目が回ったときの感覚に似ている 
結局 予定時間を繰り上げてボートを下りた 
地面に足をつけたときには 正直ホッとした 
見上げると 山は もう動いていなかった 

あれは何だったのか いまでもわからない 
無理に理屈をつければ 
そのとき 風が吹いていて 水面に小さな波が立っていた 
風で 沼全体が 水面に浮かんだボートごとターンテーブルのように 
回転してそのように見えたのかとも思うのだが 
それでは 沼の周りの木々が動かなかった説明に窮する 

山の話とはいいがたいが 思い出したのでカキコしてみました 



242 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 10:03:01 ID:psl5+94l
>>240 
へえ、気持ち悪いね。 
あそこは沼のそこに藻が絡み付いて水死体が上がらないため 
見つけて欲しい水死体が、水の中から藻にまみれた手をだして 
ここだ、と知らせるという話しを聞いたことがある。 



244 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 13:16:37 ID:CpxdHFZs
>>240 
逆に山以外が動いていたのかも 



245 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 13:27:56 ID:RFhdNS9j
>>240 
それは山が動いていたんだと思うよ。 


引用元:https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1098907962/