友達

301: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/02/18 21:20
6歳以前の記憶が全然なかった。 
幼い頃住んでいた家に、ふっと気が向いて行き、 
近所を散歩していたら雪が降ってきた。 

ある場所で急に思い出した。 

一番仲の良かった友達がいて、 
ここで交通事故に遭い、命を落としたことを。 
ちょうど同じ時期で、めったに降らない雪のせいでスリップした車に、 
自分の目の前で… 
それとともにそれ以前の自分の記憶が次々に蘇った。 
その友達の写真を見ても思い出さなかったのに。 

その晩夢を見た。 
ちいさなその友達がサッカーボールを蹴っている。 
「覚えてなくて悪かったな」というようなことを言うと、 
「まあええよ」といって彼がちょっと笑った。



303: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/02/19 12:30
>>301 
その事故のトラウマのせいで、記憶が封印されてたんでしょうね。 
多重人格の人がいやな記憶を別人格に押し付けるように。



322: ageついで 02/02/26 22:57
>>301みたいな話好きだわ。


引用元:https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1011415660/