09/09/30
小学校の頃、キャンプで夜の肝試しの前に先生がしてくれた怪談
先生は釣りが好きで、土日などよく暗い内に瀬渡しの船に乗り
瀬に降り立って明るくなり始める早朝から釣りをしてたそうな
しかし、よく釣れそうな瀬にはいつも先客がおり、船の上からその瀬に
ライトの明かりが見えてて、「あそこにもいる。あっちにもいる」と
何回来てもなかなか良い瀬には降りれなかったそうだ
そこで、一度瀬泊まりをする事にし、前夜のうちに釣れる瀬に案内してもらい
やはり釣り好きな同僚の先生と二人で一晩そこに泊まる事にした
夜の海、しかも瀬の上。聞こえるのはすぐそこの岩に波が打ち付ける音のみ
非常に心細い中で横になって夜明けを待っていたそうだ
すると「バシャ」っと海面を叩く大きな音が聞こえてきた
大きな魚が跳ねただけだろうと特に気にもしなかったが、
やがて「バシャバシャバシャバシャ」と激しい音に変わった