
2013/11/10
大学4年生の11月、Aの就職がようやく決まった。
本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、1月に旅に行く運びとなった。
旅の発案をしたのはAだった。レンタカーを借りて、東京から日本海側を北上し青森を目指す計画だ。
当時運転免許を持っていた僕とCが交代で運転をする代わりに、AとBとDがレンタカー代とガソリン代を払うということで話が折り合った。僕をふくめて5人の旅だった。
僕たち5人は大学のサークルで知り合った仲だ。僕とCは同じ学部で同じゼミを専攻していたが、AとBとDは別の学部に通っていた。
旅の2週間程前に奇妙な出来事があった。宿の手配や旅の詳細な計画がおおむね完了した矢先だった。Bと全く連絡が取れなくなってしまったのだ。
電話をしても繋がらないし、家に行ってもBは留守だった。Bと仲が良かった別の友人にも連絡をしてみたが、Bの所在は分からなかった。
出発の5日前、最後の打ち合わせをするために集合した。依然としてBとは連絡が取れないままだった。さらにAとDの様子がおかしかった。
打ち合わせの結果、3日前になってもBと連絡が取れなかったら旅を中止することに決まった。
たしかに個人的にも、Bがいなければ旅をする意味が半減してしまう気はしていたし、何よりも心配だったので、このままBがこなければ中止という意見に反論はなかった。
しかし、AとDが異常なほどに旅は中止だ中止だと強く言っていたことが気がかりだった。
帰り道、僕は仲間内でも特に仲が良いCと個別に話をした。無論Bの事と、打ち合わせの時のAとDの挙動についてだ。
僕もCも同じことを考えていた。Bの身に何かあったのではないか。ということと、その事にAとDが何か絡んでいるのではないか。ということだった。
その日の内に僕とCは、Bの家に行くことにした。
相変わらずBは家にいないようだった。あきらめきれずに隣の部屋の住人に聞いてみると、Bのことは知らなかったが、大家さんの連絡先を教えてくれた。
早速電話し事情を話そうとしたが、大家さんからの一言に絶句した。
「Bさんという方は知りませんが、この家に住んでいた人は1ヶ月前に引っ越されましたよ」
住んでいた人の名前も確認したがBではなかった。もちろん、AとDにはこの事は話さなかった。
出発の3日前が来た。結局Bとは連絡が取れなかったので、予約した宿にキャンセルの電話をした。
3日前にキャンセルすること事態がもうし訳ない気持ちだったので、少しでも早いほうが良いのではと思い、朝一番で電話をしたのだ。
すると、泊まるはずだった3つの宿はすべてすでにキャンセルされていた。詳しく話を聞くと、1週間前にBと名乗る男からキャンセルの電話がきたとのことだった。
僕はそのキャンセルをした男はBではないと思った。直感だが、AかDのどちらかだ。そう思った。旅館の人には念のため、僕が今日電話をしたことは黙っておいて欲しいとお願いをしておいた。
その後すぐにCに連絡をし、きゅうきょ会うことにした。合流してすぐにCは言った。
「このことはAとDには言わないほうが良い。」
同意見だった。
「キャンセルの電話をこちらでするとカマをかけてみよう。」
そう続けた。Aに電話をし、3日前になったからキャンセルの電話を入れる旨を伝えると案の定、
「キャンセルの電話は俺がする!」
と言ってきた。
僕は冷静をよそおいながら、3件あるから分担しようという案を出したが拒否をされた。この日のやりとりで、AとDがBの失踪に絡んでいることがほぼ間違いないと睨んだ。
僕はAとDに状況を話して問いただそうと言ったが、Cはもう少しだけ時間が欲しいと言った。どうやら個人的にAとDについて調べるつもりらしい。
僕はあまり気が乗らなかったが、Bについては本当に心配だったので、大学に理由を話してBの実家の連絡先を聞くことにした。
冬季休暇中の大学は人が少なく、窓口にも誰一人並んでいなかった。窓口の人に理由を話すと調べてくれたが、AもBもDも僕が通う大学には在籍していなかった。
Bは先の件で偽名の可能性があったが、大家さんから聞いた名前でも在籍がなかった。もう3人の名前が本名なのかさえ信用できなかった。
出発日だった日の前日にAから連絡が来た。Bが戻ってきたと言うのだ。その後、2週間振りに5人が揃った。
最初はAの家でと言われたが、そこには行ってはいけない気がした。そのため、適当な理由をつけて街中のファミレスで落ち合うことにした。
ファミレスに現れたBはBではなかった。Bに似ているわけでもなく、完全に別人だった。正直、僕は冷静を保ててはいなかっただろうし、鳥肌が引かなかった。
見た目は普通の人間だが、その顔からはおぞましさ感じた。僕とCはBじゃないと言い続けたが、AとDはBだと言う。その間、Bと名乗る別人は僕とCのことを交互に見続けた。
聞いてもいないのに失踪の経緯を説明し始め、Bは今日まで泊り込みでバイトをしていたと言う。そして、そのバイトは期間中に外部と連絡を取ってはいけない仕事だったと話していた。
事前によく説明を聞いてなかったため、そのまま連絡が取れなかったというのが言い分だった。
さらにBは続けて言った。
「明日からの旅行は行ける?」
Bの顔がさらにおぞましく見えた。
説明するようにAが言った。
「実は宿はキャンセルしなかったんだ。だから旅は決行できる。」
すでに宿がキャンセルされていることを知っているということは、ばれていないようだった。あるいは、ばれていても良かったのかもしれない。僕は混乱していた。
「3日前に旅は中止と決まっただろ。その際に、俺とこいつは別の予定を入れてしまったよ。」
とCが言った。
散々引き止められ、断ることに時間を要した。その間、今すぐにでも逃げ出したかったが、大学はおろか住所も知られているため穏便に進める必要があった。
Cのおかげで俺も冷静を取り戻し、何とかその日は解散となった。解散となったあと、僕とCは3人の後をつけた。
すると3人は10分ほど歩いたところにある駐車場に入っていった。しばらく待つと、Aが運転をする車が駐車場から出てきた。Aは免許も持っていたのだ。
その後すぐに引越しをした。引越しをするまでの間も家には物を取りにいくための1回しか帰らなかった。引越しに日に久々に家に戻ると、誰かが侵入した痕跡があった。
卒業まではほとんど大学に行く必要がなかったため、C以外に会うことはなかった。AとBとDとは連絡も取ることなく春になった。
以上が体験した話です。
この話は1年前の出来事です。1年後にわざわざ書いたことには理由があります。
この1年間もCとは定期的に連絡を取り、数回飲んだりしていました。そのCから昨日連絡があり夜に会ったのですが、その席で思いもよらない話が出てきました。
Cが先日ふと思い、大家さんから聞いたBが住んでいた家の名義の名前を検索したところ、その人は1年前に死亡していたそうです。
死亡していた人が、僕たちの知っているBという人物である可能性は非常に高いと思います。
あのBと名乗る別人の顔が浮かび頭から離れません。
コメント
コメント一覧
背乗りとは、工作員が他国人の身分・戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語。
死んだ日本人、もっと言えば殺された日本人の戸籍をのっとり、
本来の戸籍の所有者は死んでいるのに、「別のなりすまし」が生きている状態のこと。
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AとDは語り手とCに背乗りしようとした?
AとDは大学生を装い、適当な学生に目をつけて殺す機会をうかがっていた。
そこで旅行計画を立て、旅先の青森で語り手とCを殺すことを企てた。
ではBの入れ替わりは一体何だったのか?
Bが卒業旅行よりも早く第三者によって背乗りされたのだろうか。
しかし、もともとのBの名前は学籍名簿にはなかったし、アパートに登録された名前も違っていた。
つまり、初めのBは実はすでに背乗りされていた別人だったのではないか。
そのBが、AとDの背乗りを世話していたとしたら?
しかし、Bが何らかの理由で死んだ。おそらくAとDが殺したのではないか。
しかし内密に済ますはずのBの死が公になってしまった(のちにCがその記事をネットで検索した)。
あせったAとDは旅行を中止し、背乗り計画は頓挫してしまった。
しかし、はじめはBの死におびえていたAとDだが、何らかの事情で気が変わった(おそらくB殺しで自分たちが捕まる心配はないと考えた?)。
そしてあと少しでうまくいきそうだったこの計画を終わらすまいと、苦肉の策としてBの代役を立てた。←ここがバカとしか言いようがない
しかし、自分が報告者さんと同じ立場になったら怖すぎます…
とするとA、B、Dのうち誰が誰の人生を乗っ取るのかで揉めたのかな?
そして勢い余ってBを殺してしまったと。
何か事件が起こった時に学校の責任問題になるからね
おもしろい話だよな。
いわゆる「背のり」だ。「死んだはずの被災者」が、よその県で次々と他市町に転入届が出されているのである。 警察と公安は非常に神経を尖らせて、戸籍の動きをチェックしていると言われているが、死んだはず、あるいは行方不明のはずの人間が、なぜ今になって生き返って戸籍を動かそうとしているのか。
最も危険なのは住民基本台帳が失われた宮城県南三陸町だが、 東日本大震災で被害に死者を出した県はすべてが「要注意区域」となって、現在、警察と公安の監視下に置かれている。 何が起きているのか明白だ。誰かが「戸籍乗っ取り」をして 「なりすまし」を行おうとしているのである。
鋭い!
これが真実でしょ!
めちゃめちゃこわい
※3の話が怖い…
こういうのはほんと恐い
大学生の皆さん気をつけて
この情報が事実だとするなら拡散すべきだろ。
大問題だよ。
有名なのかもしんないけど、少なくとも俺はここで初めて知った。
もうオカルトの域を超えてるよこれ。
>>最も危険なのは住民基本台帳が失われた宮城県南三陸町だ
ちょうど昨日のNHKのど自慢が、宮城県石巻市だったんだけど、明らかに朝鮮系の容貌をした出場者が何人もいて、家人と『関西だけでなく、こんな地方都市にまで入り込んでいるんだねぇ』なんて話していたところだからリアルに気味が悪い。まるで癌の転移だな。日本はまさに末期癌患者みたいなものだよ。
日本人の協力者の線も捨てきれないな。
北に限らないよ
今月警察から在日外国人犯罪率が発表されたよ
やっぱりトップだったよ
あいつ偽物だったのか!
認めたくないものだな、
やっぱり背のりだった
くされ鮮人は絶滅しろ
平気な顔をして他人の振りをする人間が目の前にいるということを想像して寒気がした
時には政治家、時には国際犯罪者。時には軍人。
やってる事はアフガンやベトナム、WW2の時と同じ。
容姿が明らかに異なる民族への潜入は現地に適した容姿の工作員を使う。
これも移民国家ならお手の物。
潜入→工作→プロパガンダ→戦争または介入。
見事、戦争になれば武器輸出と国軍をPMC化で大儲け。ならずとも小国への大国という抑止力からのケツ持ち代金を取り立てる。
まさにいいビジネスだ。
今、日本は半島やアジア環での内輪揉めを演じているが本当の敵はもう内地に居り昔からずっとその機会を窺っている。
WW3は本当にすぐそこまで来ている。
この話のような事は先の被害地のみならず日本各地で多く存在している。
もう何十年も前から。そして我が国への敵性工作員はすぐあなたの近くにいる。あなたがメディア等で見ている、我が国の政治家や芸能人、そしてあなたが直接接している我国民達。
数十年も前に我が国に寄生した工作員達、その子孫達は先祖や親類の本当の目的も知らず日本人として生きているのかも知れない。
どうせ就職や結婚調査に利用されるんだからDNAもわかるようにすればいい。
去年のMERS(中東呼吸器症候群)騒動の副産物で「日本人のDNAは中韓人とは違う」ということが広く知られる機会になったし。
たしかブッシュ政権の時アメリカ政府が日本政府に「日本のパスポートもDNA情報を付帯してくれ」と要請してきていたが日本側は無視していた。外務省職員の大半が帰化特ア人だから当然だが。アメリカ側はすでに当時から「日本人になりすましてアメリカに入国する特ア人」に悩まされていたから。
ってかこの形態のまとめで削除めだってるから
会社側が消してるとかじゃね~のかな
管理人が消すような面倒なことするかな?
まとめてるネタ自体がセドリ関係なのに
※7
該当する名前の学生が在籍するかどうかくらいは確認できるでしょ。個人情報の取得とは違うと思う
※43
背乗り(はいのり)ね。 せどり(競どり)は中古売買の稼ぎ方
自分ならCをAと呼び、ADをBCと呼ぶ
警察と乗り込んだら消えてたって…もう怖いわ
祖父母は皆純日本人なのに戸籍上の両親は会話の内容が明らかに反日で
年の半分くらい中国や韓国にいて、両親は何故か他の親戚と一切関わらない
私は幼児期から親戚の家で育てられていた事から背のりされた時期には
娘がいると気づかれずに放任されていた疑いが濃厚で、存在を知られてからは
戸籍上実親となっている人達から何度か殺されかけた末に今は苗字を変えて逃亡中である
簡単に書くと※6ということなのかもしれない。
大学に在籍している人は2人。在籍していないのが3人。
3人のうち2人しか乗っ取りはできないから誰がやるかで揉めて⚪ろしてしまったのでは?Bと連絡がつかないことを不信に思われたと思ったAとDは急遽別人のBを仕立てあげBが存在してるということにして旅行へ執拗に誘った。この別人のBは既に乗っ取りが成功してる人物なので旅行へは不信感を取り除くために同行するだけ。青森で報告者とCを乗っ取れば計画は成功という算段だったのではないだろうか。
A・D=総連一味
後のB
新任の北朝鮮工作員
目的はスレ主とCを拉致もしくは消して、スレ主・Dに成りすます
実在する日本人として工作活動をする、以上
刈り上げデブの浅知恵だww
動いてくれるよ。何年も前のことだが、隣の家の夫婦がある日突然まったくの別人になって、しかも上の投稿みたいに平然としらばくれて話しかけてきた。顔を見た以上こっちも殺されるんじゃないかと思って地元の警察に駆け込んだ。パトカーが来たりとかしなかったんで「信じてもらえなかったのか…」と思ったが、2日後の深夜、隣で車が出ていく音が聞こえ問題の夫婦がいなくなった。翌日警察が来て隣の家を捜索していてダンボール箱を大量に運び出していた。あの夫婦が何者なのか、元の住人がどうなったのかはわからずじまいだが。
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