タンク

今日、ある工場のタンクを解体する仕事があった。普段は現場指示するだけなのだが、職人さんの手が足らず俺も作業に加わる事に。

早速タンクの上に登って解体準備をしていると、相方の職人が叫び声と共にタンク内へ落下。幸い、3分の1ほど水が張ってあってケガはなかった。中を通ってる配管の状況を確認しようと投入口から覗きこんだらしい。

ずぶ濡れでは仕事にならないので、近くのホームセンターで着替えを買いにいく事に。

その道中、落ちた事をからかいながら話していると、その職人さんが、

「いや、いきなり頭つかまれた」

んな事あるかい、とさらにからかってると、もういいよとふてくされてしまった。

着替えを買って現場に戻ると何やら人だかりが。もう一人の職人さんが解体準備をしている最中、ハシゴから落ちたらしい。

腰を少し打っただけで大事にはいたらず、事務所の好意で少し横にならせてもらう事に。それで、落ちた時の状況を確認すると、

「急に後ろに引っ張られた」

だと。

こいつら二人そろって何をいってんだ?とあきれ返ってると、その話を聞いてた事務のお姉さんが、

「やっぱり」

何がやっぱりなのか聞いてみると、5年ほど前、そのタンクで落下事故があったとの事で、その時タンク内には塩酸が入っていて、大ヤケドの上、そのまま死んでしまったらしい。

それ以来タンク周辺で不可解な事が起こると。

まぁ、気持ち悪いっていっても仕事止めるわけにはいかないので、注意しながらなんとか解体を終わらせた。廃材をトラックにつんで、別の車に機材を乗せて帰ってる最中、警察に止められた。

「荷台に人乗せて走るな」

あ?何言ってんだか。とりあえず職人さんを先に帰らせて、荷台チェック。いるわけないだろ。廃材しか積んでないっての。警官二人は平謝り。

さぁ、腹も減ったし早く帰るか。
ってな状況の今現在。

荷台に人がいました。バックミラー越しに目から上がちらちらと。つーか人か?

薄ぼんやりして、そこだけ焦点あってないみたいな。サービスエリアにてガクブル中なのですが、どうしようかと。

とりあえず塩まけばいいか?