2014/10/10
少し奇妙な記憶がある。
小さい頃から、自分以外の子供の記憶があるような気がしていた。例えば、ウチは、貧乏で県営住宅住まいだった、長屋形式のね。
でも、それとは別にかなり裕福な暮らしを味わっていたという記憶が微かにあったりして不思議だった。親が「初めて買ってきたよ」という高価な果物も、あれ食べたことなかったっけ?とかね。
まあそれだけならTVの影響でも受けてた、とすれば説明がつく。
やがて免許をとって車に乗れるようになって、とにかく運転が面白くて近所中のあらゆる道を走りまくった。
で、家から30kmほど離れた海のそばの道を走っていた時、小さな脇道を発見した。知らない道はどんどん進め、っていう気分だったんで当然曲がって入ってみた。
その脇道はすぐ急勾配の登り坂になっていて、その先がどうなっているのかは通りのほうからは見えなかった。登りきってみると、そこは太平洋に突き出る岬の先端部へとつづく道だった。
あれ?っと思った。なんか知ってる土地って気がするんだ。まったく初めての場所なのに。
手前は畑と林、そのまま直進すれば岬の先端で行き止りになるはず…で、その突き当りには豪華なおやしきが出てくるはずだ。そして、実際にそうだった!
車を止めてそのあたりを歩いてみた。この塀のかげには建物があって、それは小さな気象観測所じゃなかったっけ?みると確かに〇〇測候所とかなんとか書かれた看板が掲げられていた。
そのおやしきをみると強烈にいろいろ脳裏に浮かび上がってきた。
・庭には芝生があって岬の崖まで連続している。
・その崖のふちには木々が密に植えられていて、それが垣根がわりになっている。
・その木々の周りを歩くとイガが落ちている…てことはそれらは栗の木。
・庭からみて左手に父親の書斎がある。
え…父親??
混乱したままそのおやしきの庭のほうをうかがうと、さっき頭に思い浮かんだ通りの景色となっていた。わけがわからなくなって、あわてて車に乗って家に帰った。
ちなみにその時そのおやしきに人の気配はなかった。家に帰っても、奇妙な記憶はどんどん沸きあがってきた。
・書斎につながる廊下はけっこう長く、ツヤツヤの板敷き。
・父親?は高級なウイスキーが好きで、飾り棚にたくさん並べていた。
・岬の高さは海面まで50mはゆうにある、見晴らしのいいところ。
なんかいろいろ浮かんでくる、そして
・嵐の時は、崖に当たった大波のしぶきが庭まで届くこと。
・崖のふちの木々は密に植えられているけど、小さい子供にとってはスカスカで、けっこう簡単に通り抜けられること。
・その木々が植えられている場所が実は崖に向かって傾斜がついていること。そして滑りやすいこと。
・そこから振り返ったときの枝越しのおやしきの大きな窓。
・父親が崖のほうには近づいちゃいけないよ、といつも言っていたこと。と同時に約束を破ってごめんなさい、という気持ち!
今、これを書いていて少し鳥肌が立っている。これを思い出していたあの日も同じだったと思うわ。
親にそれとなく聞いてみたことがあるが、そのあたりの土地と関連があるような話はいっさい聞けずじまいだった。
で、ちょっと推理してみる。
1.実はウチの親が元は金持ちで、そこに住んでいたが没落し、貧乏長屋住まい→なのでその時の記憶が残っていた。
2.考えたくはないが母親が小さいオレを連れて、その男のもとへ出入りし…いわゆるゴニョゴニョな関係。
3.生まれた時、産院で取り違え事故が発生して入れ替わったが、数年後に気づいて元の親の所へ戻った→なので記憶が残っていた&親はそれを隠した。
4.まったくの空想の産物。記憶とやらはまったくの捏造・思い込み。
5.その家の子がなんらかの形で命を失い、オレとして生まれ変わった→前世の記憶が残っていた。
このスレ的には、4か5だろうか?オレとしては断然5を支持したいんだが、そんなわけあるかよ、っていうのもあるし、うーむ…
227:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/10(金)23:41:37.55ID:vhZuv8PS0.net
子供時代の写真とかビデオとか記憶の証明になるような物はないの?
228:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/11(土)00:13:58.79ID:wbw/BJtu0.net
>>227
生まれた直後から貧乏長屋に住んでいる写真があるので、本来ならそんな奇妙な記憶があるはずないんですよね。
推理1、3は実はありえないです。おやしきに関する写真類があれば記憶の証明になるんですけどね。
229:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/11(土)00:23:45.97ID:u0YK8LyZ0.net
自宅から30キロ程度の範囲なら、物心付く前に実際に連れて行かれた可能性もある。
その時の不鮮明な記憶と、金持ちになりたいという気持ちが交錯して、無意識に新しい記憶が作られたのでは?
一つの可能性として…
その屋敷はかつてお父さんが勤めていた会社の社長の自宅だった。
まだ記憶もしっかりしていない幼い頃に、会社の創立記念や社員の慰労などで家族ぐるみで社長の屋敷に招待された。
そこで屋敷内を案内されたり、日頃食べられないような高級フルーツなどをご馳走になった。
時間の経過とともに忘れてしまったが、その時の記憶がかすかに残っていて、たまたま近くを通りかかった時にフラッシュバックした。
231:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/11(土)10:00:51.05ID:wbw/BJtu0.net
>>229
なるほど、そういう可能性はありそうだね。説得力あるわ。
一応調べてみたんだけど、そのおやしきは今でもちゃんと実在するようだ。
崖からの光景や、約束を破ってごめんなさい、という強烈な後悔の気持ちがどう考えてもその次に訪れる「転落死」を示唆してるっぽいからさ。推理4の通りならそれはそれでいいんだ。
だいぶ昔の話なんですけどね。思い出したので書いてみたわけです。
235:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/12(日)00:48:53.52ID:9T83b3vc0.net
そこの崖でかつて事故がなかったかどうか調べてみるとかは?
本当の話のようなので気になる。
241:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/10/12(日)17:47:12.32ID:Vd45EOkJ0.net
>>231
そのお屋敷にピンポーンしてみて家の人の顔を見てみる。家の前でさりげなく待っていて住人の顔を見る。
知ってた人だったら恐いね。でももっと怖いのは、自分がお屋敷の門から出てくるのを見ることだな。
コメント
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ご指摘ありがとうございます。修正しました。
一度頭の病院へ行く事をお勧めします。
僕 「父さん、僕は世界に向かって羽ばたくんだ」
ブーン、ポテッ
書斎の父「ゴキ998男~!!」
ということで夢見る報告者には悪いが、前世はゴキw
そもそもそんな危険な立地に家は立たないw
この縮尺図だと崖から距離にして100m以上離れてるけど
100m先に届く波しぶきってどんなんだろうか
ネットの情報鵜呑みにする前に考えてみればいいのに~(´・ω・`)
海を見渡す屋敷の書斎でウイスキーを嗜む生活なんて憧れだし。
岩井俊二とかの映画に出てきそう。
私道なのかストリートビューでは観覧できない。Eatrhでみると大きな御屋敷が建っていて、周りは断崖絶壁のようにみえる。崖の高さは不明だが海から屋敷までの直線距離は20m位で※12が言うほど離れていない。嵐が来れば潮を被るだろうし、人が落ちれば死ぬと思う。
あくまで想像だけど。
気象観測所の類は地図からでは確認できず。
すごい!よく見つけたね!
観測所は屋敷の左側に見えてるやつじゃないの
あと、いわき市 神社名でググるとちょっと変な人のブログがヒットするんだけど、そこに写真が公開されてて崖のようすを見れるよ。ただちょっと変なんだ・・俺の偏見かもしれないけど。
ちょっと変って何が?気になる…
俺も昨日神社でぐぐったんだけど愛知あたりから北上して東京湾であきらめたぞw
太平洋側の神社ってだけでも千以上はあるだろw
そういえば今日は3.11。お屋敷の人たちは無事だったのだろうか。
グーグルマップのデータは2016になってるから建物は残ってるようだが…
ちなみにそのほとんどは子供のころに突然口走るもので、
大人になるとそういう挙動はだいたいなくなる。
投稿主みたいに大人になっても鮮明に覚えてるってのは珍しいな。
この辺は津波の影響は少なかったのだろうか、今見る限りでは県道沿いに建物が残っている。
ところで通常の地図だと屋敷の左側に正方形の建物があるね。
でもアースで見ると、むき出しの土があるだけ。
観測所?が津波で流された可能性があるかも…
実際に地図を見ると話がよりリアルに感じる
これはおもしろい
ヤフーの地図で検索したところあの屋敷には住所がないということ。(公開してないだけかも)不動産屋が使う住宅地図で調べたいけど、いわき市の地図で2万位するから勘弁。龍王神社というのは、元々航海の安全や豊漁を祈願して岬の突端などに建てられるようで、ここの神社も小浜漁港の人が組合で建てたものだと思う。屋敷はそれに関係する施設なのかもしれない。それにしては住所がないのは引っかかる。
あと、グーグルのストリートビューで県道から左折して小浜海水浴場に向かい、つきあたりの左側にBOSSの販売機がポツンとある。設定を2013年6月すると、さらにその左に無人の電動3輪スクターが止まっている。周りには人っ子一人いないのだが、スクーターの真横まで行ってスクーターの方を見ると突然おじさんがスクーターにのってこちらを見ている。ぼかし処理されてるけどちょっとビビる。
ストリートビューの撮影ってよく知らないけど、かなり細かい連続撮影で前方に写っている車なんかはずっと写り続けていると思うんだけど、写真のおじさんは目の前に来た瞬間突然写りだす。無人の時に周りを360度探しても近くには見当たらないのに。あれって普通なの?詳しい人いる?
楽しめた
ここでお屋敷らしき写真を見れた。岬の先端にある緑の屋根の建物がそうだとおもう。
写真左側の浜の住宅群には、津波による凄惨な爪痕を確認できる。
そういう努力は大切です。
ばーか
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小浜海岸を左手に坂道をゆっくり車で行くと 丁度 岬に行く左側の急な小道の少し先からが通行止めだったので 有り難い事に 今まで通りに左側の急なカーブをゆっくり登り
(この狭い登りカーブも崩れ欠けていました)竜宮岬手前のいつものVカーブの所まで 車で行けました
しかし 一軒家の先に有ったはずの木々が無く 岬の先の海が そのまま見えてしまっているので 容易に こちら側も崖崩れがあるのだと想像できる状況に風景が変わっていました
草の伸びきった 轍の細い道端を大胆に乗り入れ Vカーブに駐車しようとした所から僅か数m先は エグられた様に岸壁もろとも木々が無くなっていました
竜宮岬手前の別荘へ続くギリギリまでエグられたコンクリートは大きく亀裂が入り 波打ち平らではありません
別荘北側の荒れた道(土の草ぼうぼうの道)を行くと 左側に小浜海岸を見下ろす 下り坂になりますがここも岸壁添いの道が大きくエグられ 道は辛うじて僅かに(蟻の戸渡り状態)残っている有り様です
別荘前の僅かな空き地スペースも岸壁は崩れており帰りに気付きましたが先程のVカーブから別荘へ下る付近の海側のコンクリートの下には土が無い状態だったのです
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文章の中で「別荘」と表記してるのがおそらく今回の建物だと思われ…
じゃあ、どうしてこんなサイトにきて記事読んで、コメントまでしていくのだろう。
真実か創作かはわからないが、たとえ創作だとしても一つの作品として楽しむ、または
本当に信じていて、こういう話を読むのが好きって人の二種類だけかと思ってた。
他人の書いた文章から嘘を見抜いて指摘するために、こういうサイトにきてるの?
創作でもいいからもっと上手く書け、設定破綻させるなというコメはまだ理解できるんだ。
創作でも楽しみたいからなんだろうなって思うし。
最近、オカルトだけではなく、別のまとめ系サイトでも必ずコメ欄に「嘘松」と書く人が多いけど
あれ、カッコいいと思ってやってんのかね?以前はソウサックダンサーだよってのが多かったよね。
創作、嘘、頭おかしいと思うサイトなんか見にこないで、自分の好きなサイトでも見たいいのに。
https://i.imgur.com/ICIZKdd.jpg
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