
11/08/22
フリーのカメラマンをやっている親戚が話してくれた出来事です。
もうずいぶん前、子供向けの怪談本の仕事で、心霊スポットの写真を撮るため関東近郊の廃墟を巡ったとか。
編集部の人間と二人で、かなり密なスケジュールの仕事だったため、ひとつひとつはいちいち覚えていないが、そのうち一ヶ所で奇妙なことがあった。
午前中からある廃墟での撮影だったのだが、その建物内で男に出くわした。非常に多弁な男で、聞くと地元の人間でこの廃墟には詳しいと言う。
正直な所じゃまだったが、トラブルはさけたいので放っておくこともできなかった。男は大きな身振り手振りで建物内の紹介や、それにまつわる話を興奮ぎみに話した。
殺人死体遺棄現場だったとかで、編集部の事前の説明とも一致していたが、妙に詳しく話すので、本当かな?と聞き流していた。
とにかくよく動く男で、撮影中も遠慮なく被写体に近づくものだから、何枚かの写真には写りこんでしまったと思われるものもあった。
ボツ写真だろうが仕方ないとガマンして、男が解説しながら現場に指を指しているような写真も撮った。
その日、スタジオに戻り写真をチェックして驚いた。男が写りこんでいるはずの写真が一枚もない。あの指を指している写真にも、男がいたはずの場所にはなにもない。
それ以外には異常なく、写真自体は普通に撮れている。しかしいるはずの男が写っていないのだ。気味が悪いので、この場所はボツにしようと提案した。
同行した編集者がかなりおびえたこともあり、その写真が誌面に載ることはなかった。事件の経緯はよくわからないが、加害者グループの一人はすでに亡くなっていたとか。
あいつもしかしたら犯人だったんじゃないかな。そしたらあんな解説なんかして、全然反省してないじゃないかよ。それが一番怖いよ。
最後にこんなことを言っていた。

コメント
コメント一覧
だったらもう閻魔様に直々お仕置きしてもらいたいな。
と言うか常々、生きてる時はまぁ普通な人間だっただろうに、死んで化けて出てきたら何故みな一様に「他人を怖がらせる」様な事ばかりするのか疑問に思っていたのよw
自分が死んだらテレビアニメ版「トイレの花子さん」みたいに子供を護る幽霊に化けて出たい。
またどこかに出かける際はいつでも付いていきますので宜しくお願いします。
自分はそーゆうのは霊でも何でもない単なる「光学現象」なんだと思う。
これはそれの完全に「逆の」話でしたね。
実は幽霊だった男は加害者なのかもしれないというのは二段オチみたいでゾワゾワした。
もうね、グループで殺人行うようなやつらは一人残らず死刑でいいですよ
集団で、ていう時点でもう人間として終わってるだろ爆弾にくくりつけてやりたいわ
の逆ね。怖イイね。
新しいな。笑
加害者の1人は死んでるとしても被害者だって死んでるのに…?
何とか当時の状況を語りたいと思うのは被害者の方じゃないのかと思うし。
何か読み違えたかな
そんな情報が入るなら写真ぐらいありそうだし。
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