東京駅、昔の写真

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遺骨1/2:2009/08/18(火)07:24:05ID:/8ZyVw820
じいちゃんが戦争で南方にいってた時の話。実話です。

日本軍は※兵站(へいたん)を軽視していたから、餓死とか病死ばっかで、本当に悲惨だったらしい。※戦場で後方に位置して、前線の部隊のために、軍需品・食糧・馬などの供給・補充や、後方連絡線の確保などを任務とする機関。その任務。

友軍が死ぬと、遺族のために遺骨を作らなくてはならないから、指を切って持っていく。

ある日、敵の奇襲を受けて仲間が一人撃たれた。ああ、死んだと思ったじいさんと上官は、危険だったが駆け寄って指を切ろうとした。

すると、死んでると思った仲間がうーうー唸りだした。

じいさん「ま、まだ生きてます。」

上官「なに!」

けれど、銃弾が飛び交う中、迷ってるわけにはいかない。死ぬのを待っていたらこっちが撃たれる。

ほったらかして逃げたら、ご遺族に遺骨が届かない。やはりご遺族に遺骨を届けるのが優先だ。と、言う事になった。

それで、生きたまま指一本切っていったんだが、さすがに切られる方はめちゃくちゃ痛がっていたそうだ。


413:遺骨2/2:2009/08/18(火)07:26:02ID:/8ZyVw820
終戦後、昭和30年ぐらいの事。用事があって東京に来てたじいさんは、東京駅で、あの仲間が歩いてるのを見かけた。

あっ、幽霊だ。と思ったが、リアルすぎる。他人の空似にしては似すぎている。話しかけたらやっぱりあの仲間だった。

仲間「おおっ、生きてたのか。いやーこんなところで会えるとは、うれしいな。」

じいさん「それは、俺のセリフだ! お前腹撃たれてたじゃないか!」

話を聞くと、弾は本当に偶然、内臓を押し分けて背中に貫通してたらしい。それで、イギリス軍の捕虜(ほりょ)になって助かったと。その仲間は手をひゅっとあげて、指の一本ない手を見せ、

仲間「いやー、あの時は痛かったぜ、はっはっはっはっは。」

仲間は恨んでる風もなかったが、じいさんは顔を引きつらせながら笑ったそうな。





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