特に霊感があるわけでもなく、あまり生々しい話ではないですが…。
4年程前のまだ夏と呼ぶには肌寒い頃、当時「2人で朝日を見る」というシュチェーションに憧れていて、あまり乗り気ではない彼女と一緒に、当時住んでいた地方都市から車で3時間位の岬にドライブした。
駐車場に到着したのが、4時頃だっただろうか。他に車が数台。まだ辺りは真っ暗で、iモードの天気予報では日の出まであと1時間近くあった。
「外は寒いし眠い」と機嫌が悪い彼女を車内に残し、ワクワクしていた俺だけが朝日スポットを探しに岬へ向かい散歩した。
「何だか、嫌~な空気」を感じてそそくさと車へ戻ると彼女は助手席で爆睡。