243: 本当にあった怖い名無し:2011/07/06(水) 02:15:53.47 ID:Ocnfqx1R0
母は幼い頃両親を亡くしていて、だから私からすれば祖母になるそのひととは面識はない
母の母親の臨終の際には姉弟が集まって、とりとめもない話をして過ごしていたそうで、
昔の話だから病院などへは行かず、家で最期を見守っていたそうだ
元々明るい家系だから、しんみりすることもなく過ごしていたら、突然寝床の母が目を覚まして
「あんたらがうるさくするから戻ってきてしまった、向こう岸にお稚児さんがぎょうさんおって
楽しそうやったのに……」
と言ったそうだ。
そうしてしばらくしてから母親は亡くなったらしい。