今から10年前になるんだけど、
自分は19歳フリーターで、ガソリンスタンドの夜勤バイトへ原付で向かう途中、ウィンカー無しで右折してきた軽自動車と正面衝突して、フロントガラスに顔面強打しながらふっとばされて重傷を負ったんだ。
大腿骨骨折で、2ヶ月半ほど入院して、右足の中には宇宙にいくという金属の棒を入れられて退院した。
もちろんバイトはやめることになったし、右足の筋肉は牽引(けんいん)で全部なくなったし、一年後には金属を抜く手術もあるしで、ニート街道まっしぐらだった。
車にはねられた直後に思った「今死んだら誰にもお別れすらできないし、明日にはいないのか。」という恐怖を思い出すと、それ乗り越えたのが今の自分だとか思って、妙に活力が出た。