13/12/02
俺の両親は、俺をはらんだ時と産まれる時の夜に、腹に光が入っていくような神秘的な夢を見た。
それで、「あんたには何か力がある」と信じこんでいて、家族で何か悩み事があるときには(父親の転勤に家族でついていくかどうかなど)、俺が最終決定をして、それが良くも悪くも「神様はこっちを望んだんだろう」と言い合うような家だった。
俺自身は、20歳になる前に反抗期をへて、自分は平凡で何の特殊能力もない、と理解していたし、家族も誰かに話すわけでなく、しつけも兄弟と変わりはなく、ただここ一番の決定を俺がやるって感じだった。