
479:実体験(1/4):2006/05/24(水) 04:51:27 ID:xHQPGvgD0
ドン。
ガキの頃階段から転げ落ちた。当時住んでいた家は古い木造住宅で
階段は急、さらに下りきった正面には柱が立っており、その柱に
頭から突っ込むハメになった。
音を聞きつけ、当時同居していた祖母が部屋から出て来る。
俺を発見するなり叫び声を上げ、両親を呼ぶ。父と、幼い妹を抱えて
母もやってきた。みるみる広がっていく床の血溜りで状況を察した父は、
俺を抱き上げ必死に俺の名を呼んでいる。母がどこかへ駆けだした。
今思えば、救急車を呼ぶため電話をかけに行ったのだろう。
俺の頭を押さえる父の手の指の間からは、暗い色の塊が床へ滴っていた。