05/11/07
叔父の話。
母の弟である叔父はケイビングが趣味で、社会人になってからも
大学時代のケイビング部の仲間とよく山に行っていたらしい。
未踏靴の鍾乳洞を発見したことも何回かあったそうだ。
その日も叔父は井脇という仲間と二人で、すでに何度か足を運んだ
洞窟に朝からこもっていた。
昼過ぎに帰り支度をして洞窟を出ると、井脇が少し山を歩こうという
ので散策をしていたら山中で洞口らしきものを発見した。
さっきの洞窟と中でつながっているかも知れないと、井脇が言ったが
叔父はまた洞窟に入るのを嫌がった。