
518: 本当にあった怖い名無し 04/11/28 03:53:24 ID:DdchRdv+
恩義のあるバイト先なので具体的な地名やバイトの職種は書けないが、山の観光地で日によって宿泊地を転々とするバイトをしていた頃、一日の仕事を終えて、登山口の建物にあった俺たちの寝室に入ったところ、一足先に到着していた先輩が顔面蒼白になって、「お前、誰かとすれ違わなかったか?」と俺に尋ねた。
先輩が言うには、その部屋の窓の外を通りかかった女性の下山者と目と目が合って「こんにちは!」と声を掛けられ、「こんにちは!」と返事をしたものの、その部屋は3階だから窓の外に下山者の顔が見えるはずもなく、あわてて窓を開けて周囲を見渡したけれども、彼女の姿は見あたらずに俺がやって来たとのことだった。